20年無借金経営の私が伝える社長の心得シリーズ【第6弾】

お待たせしました!大好評の社長の心得【第6弾】!

会社を経営する人の多くはたくさんの悩みを抱えています。

社長は孤独と言いますが、まさにそれを感じながら日々仕事をしている社長が多いのではないでしょうか。

社長とは何をするべきなのでしょうか?

社長とはどんな考えを持つべきなのでしょうか?

長く会社を経営してきた私から社長の心得【第6弾】をご案内したいと思います。

社長の心得その20 「全てはプロジェクト」

会社内の全てをプロジェクト化してください。

  • リーダーがいる
  • 期限が決まる
  • 目標値が決まる
  • プロジェクトを可能にするリソース準備をする
  • タスクの割り振りをする

などプロジェクト化してください。

プロジェクト化にあたり、まず下記を考えてください。

目標 数値化できるもの

目的 〇〇のために、達成したらどうなれるか

例)柔道のやわらちゃんが柔道で金メダルを取る

目標 世界一位になること

目的 日本の子供に明るい未来を見せる・柔道の人気を出す など

プロジェクト化するにあたり、何のためにやるのかを社員に明確に伝えて目標を与えてください。

そのうえで期間・期限を決めて達成するためのタスクに分解し、それを担当ごとに割り当ててください。

1つ1つのタスクにも期限がありますので、プロジェクトリーダー(責任者)が必要となります。

リーダーがいないとプロジェクトはうまく進みません。リーダーが指示してタスク管理をする必要があります。

現在何となく会社の仕事をしていませんか?

満足していない部分があるなら、そこをプロジェクト化して期限を設けて会社を変えてください。

採用もプロジェクト化ができます。

プロジェクト終了後に評価をしてください。達成できたかどうかを確認し、達成できていれば評価してあげてください。

  • どこがうまくいったのか
  • どこがうまくいかなかったのか

を振り返り、今後のプロジェクトの改善としてください。

会社の業績を1年後に120%アップさせる事もプロジェクト化できます。

必要なタスクをスケジュール化して、壁に貼りだしてください。

プロジェクトにして掲示をし、目標に近づいているのか毎日チェックをしてください。

ただ伝えるだけではいけません。

期限まで毎日チェックさせて達成に近づいているか意識をさせることが重要です。

社長の心得その21 「3人1チームでオクゴエ事業を半年で軌道に載せ、3年で売却を目指す」

「えっ?難しくてできない…」と思う方もいるかもしれませんが、3人1チームでオクゴエの事業を半年で軌道に載せ、3年で売却を目指す事は難しくはありません。

しかしただ何となくではできません。毎日、毎月数字をチェックすることが必要です。

造園会社の例

毎月450万1人が売り上げを上る

⇒社員3人で1350万円の売り上げが上がる

⇒1年で1億6500万円の売上があがる

この450万は決して難しい数字ではありません。

  • 単価を変える
  • 1対n形式などの導入する

等で達成できる数字です。

1対nについては「どの業種でも使える1対nの公式とは?4つの事例と注意点」記事をご参照してください。

会社で3人社員を雇用するなら、売り上げは億を超えないと経営は厳しくなります。

3人で億を超える事業を半年で作り、安定収益が出るようにしてから3年で売却をしてください。

売却時に得た利益を長期投資(不動産・株)して、不労所得を得る仕組みを作ってください。

売上があがるので拡大して人材を多くすることも考えてしまいますが、規模が大きくなると社長がコントロールできる幅を超えてしまいますので、社員を多く雇用することは考えないでください。

社長の心得その22 「社員を多くしない」

社員を多くしないでください。

会社の規模を大きくしないでください。

また社員に「新しい社員を欲しいか?」と聞いてはいけません。

社員は楽をしたいので、決まって社員を増やして下さいと言ってくるはずです。

社員を多くすると、

  • スペースがいるので広い場所が必要となり家賃が増える
  • 物が増えるので購入費用と探す時間が増える
  • 交通事故、通勤時の事故、セクハラ、パワハラなど予期せぬことが起こる

というリスクが考えられます。

社員を雇用するなら例えば業務委託契約で外注として扱いながら仕事をさせるなどの契約方法も考えられます。

しかし毎日通勤実態があると社員と同じ扱いとなるため、労基署に届出をされて残業代の支給など求められることもあります。

社長1人、秘書1人、あとは全て外注にしてしまうというのが理想の会社形態です。

社員を多くすると社長の時間も多く取られてしまいます。

社員の成長が会社経営の喜びともなるかもしれませんが、まずは効率を考えてください。

社員がいれば、社員がいるから会社を辞められないという事態も起こるかもしれません。

社員を雇わないなかでどれだけ収益を上げてお客様に幸せになっていただけるかを経営者として考えてみてください。

これは真逆の考えかと思うが、真逆が正解の場合もあり、そこがあなたの強みとなる事もあります。

業界の平均値にならないようにしてください。

社員不在で本部を最軽量化することで、どこにも負けない強い会社を作ってください。

社長の心得その23 「従業員1人あたり粗利益を常に気にしろ」

これは会社にとって一番大切な数字です。

この数字が正常値以上であれば会社の経営はうまくっています。

例 PL(損益計算書)

売上 1千万円

原価 500万円

売上総利益 500万円

ここまでの500万円を従業員何名で稼いでいるか計算をしてください。

スタッフ5名なら 1人100万円を稼いでいることになります。

この従業員の月給はおよそ22~23万(社会保険料あわせて30万以下)となります。

よく「給料の3倍稼げ」と聞きますが、利益の3倍を稼ぐことができていれば利益が出ている会社となるはずです。

社員に経費節減を注意するよりも、粗利をいくら稼いでいるか基準を持たせて達成させることが会社を安定させることにつながります。

1人年間2000万円以上の粗利を出す事が中小企業の最低の目標値となります。

この数字を達成できれば、500万円の給与を支給できるようになります。

例)A事業部門 3人所属 年間6000万円粗利を稼いでいる

この部門の社員から「社員を増やしてくださ!」と言われたらあなたならどうしますか?

4名にしたら1500万の粗利しか稼げない部門となってしまうので、人を増やせません。

増やすなら年間8000万円の粗利を稼げるかどうかを判断しなくてはいけません。

今までは「何となく忙しそうだから人を増やそう…」と決めていた会社も多くあるかと思いますが、一人当たりの粗利益を把握していれば、採用の判断基準となります。

1人当たりの従業員の粗利益をグラフ化して、見える数字として公開して常に注意をしてください。

※アルバイトは0.5人で計算してください。

この数字が会社の基準値となります。

会社の状態だけでなく、採用までこの数字で判断できるようになります。

社長はこの数字が上回っているか、下回っているか常に注意をしてください。

まとめ

社長の心得シリーズ第6弾はどうでしょうか。

前回同様数字を意識することの重要性がおわかりいただけたかと思います。

数字を会社の共通言語とすることで、社長と社員のずれがなくなります。また正確な情報を伝えてくれます。

言葉だとニュアンス1つで、聞き手の受け取り方次第で変わってしまうこともあるかもしれませんが、数字はずれることがありません。

会社の状況だけでなく、これから何が必要かも数字で判断することができます。

会社はすべてプロジェクト化して数字で管理をしていきましょう。

これから紹介する社長の心得の中から、自分自身の社長像に合った心得を見つけて頂ければとても嬉しいです。

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