数字は隠すな!逆効果!!成功する「見える化」のコツとは?

今あなたが働いている会社はどんな会社ですか?

毎月いくら売り上げがあって、利益がどのくらい残り、会社の経費はいくらかかっているか知っていますか?

と聞かれても、多くの人は知らないと答えると思います。

そして今会社を経営しているあなたは

毎月いくら売り上げがあって、利益がどのくらい残り、会社の経費はいくらかかっているかを社員に伝えていますか?

と聞かれても、逆に見せてはいけないものだと思って数字を隠してはいないでしょうか?

会社の数字は公表すべきです!なぜなら…。

数字は嘘をつかない

社長の顔色を見て「会社は儲かってるな」とか「今はあんまり儲かっていないな…」と会社の現状を判断するなんて人もいるかと思いますが、それは真実とは限りません。

ニコニコ笑顔で贅沢な振る舞いを社長がしていても会社は大赤字だったり、いつも同じような服を着て同じようなランチを社長が食べていてもとんでもなく儲かっている…なんてこともあるかもしれません。

しかし数字はどうでしょうか?

売上300万円と聞いたら、それは紛れもなく300万円の売り上げがあったということになります。

利益が100万円と聞いたら、それも紛れもなく100万円の利益があったということになります。

数字は嘘をつきません。

数字を知るという事は現在の会社の真実を知るという事になります。

真実を知ることで経営者や社員がどう動くべきかより具体化されます。

「見える化」とは?

「見える化」という言葉をご存知でしょうか?

言葉の通り、会社の数字や抱えている業務などを誰が見てもわかるようにすることを「見える化」と言います。

財務状況だけでなく、

  • 毎月の営業訪問回数
  • テレアポ回数
  • 個々の売上金額
  • 顧客増減数

など様々な内容が見える化できます。

また、

  • 各部門の月次の行動管理
  • 年間スケジュール

などを見える化することで、作業の遅れや漏れを防止することができます。

「見える化」の効果とは?

見える化することで、会社の誰もが会社の状況を一目で理解できるようになります。

  • 現在の会社の経営状況
  • 目標数値
  • 顧客数
  • CVR
  • 訪問数

などを理解することで、今自分が何をするべきか?どう行動するべきか?がわかるようになります。

上司は部下の状況を常に把握することができるので、月末に「目標がクリアできそうもありません…」と言ってくる前に、少しでも遅れが生じていたら声をかけて先手を打つことができます。

顧客数の増加が少なくなったら、広告を増やす・キャンペーンを打つなどの対策が前もって準備できるようになります。

また経営者と社員が共通の認識を持ちながら仕事をすることができます。

「見える化」のとは?

「見える化」といっても様々な方法があるかと思います。

経営者や会社のスタイルに合わせて見える化を構築したほうがいいかと思いますが、一般的には会社の壁に数字をまとめた表を掲示して、誰もが必ず目に入る状況を作ることが効果的かと思います。

パソコンなどのデジタルで管理をすると、ログインしてまで数字を見ようとしなくなってしまいます。

何故なら数字は時に残酷な現実を突きつけてくるからです…。

好調の時は数字はいくら見ていても飽きませんが、不調な時の数字ほどつらいものはありません。

好調不調に関係なくいつも数字と向き合う、向き合わせる必要があります。

「見える化」は見えないと意味がありませんので、常にしっかり目に入るような設計が必要です。

「見える化」成功のコツ

「見える化」を運用すると、「見える化をやっていることで満足してしまう」という状況に陥りやすくなります。

「見える化」の目的を完全に見失ってしまい、見える化をやっていること自体に満足をしてしまってはいけません。

「見える化」は数字で会社の現実を知ることにより、これから何をしてどう行動するかを考えることが目的です。

会社の経営は常に安定はしていません。

社会情勢や季節により大きく変動を生じることがあります。

「見える化」をして数字に敏感になっている会社と、何となくで経営をしている会社ではそんな時に大きな差が開きます。

ただ「見える化」をしていることに満足をしないでください。

まとめ

最初はポイントを絞り、小さく「見える化」を初めてみましょう。

そして運用に慣れてきたら少しずつ範囲を広めてみてください。

また一気に始めてしまうのも会社として勢いがつくので、一定の社員数がいる場合はその方法もお勧めです。

「見える化」は導入にパワーが必要となりますが、一度作ってしまえばあとは運用は簡単で得られる効果も高いものとなります。

見える化は会社の経営のためでなく、数字に強い社員を育てることができます。

数字に強い会社作りを目指しましょう!!

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