【時短術】法人印鑑証明を今すぐ登録しよう

法人印鑑証明の登録と聞いて面倒な作業だなと思う人が多いかと思います。

  • いつ手続きをすればいいのか
  • どんな手続きをすればいいか

そんな疑問を解決させて頂きたいと思います!

通常は起業時の法人登記を行うのと同時に申請をするので、起業時の法人登記申請準備と並行して最短時間で印鑑登録の準備をしましょう!

法人印鑑証明登録の前にやること

印鑑を用意しよう

法人の印鑑は「代表印(実印)」「銀行印」「社印」など分けて作る事が通常とされていますが、なぜ法人印は1つではダメなのでしょうか。

起業後はできる限り経費を抑えたいので、「印鑑をを1つにしたい」と思いがちですが、法人実印と銀行印が同一だと紛失した場合にすべて悪用されてしまうこととなります。また実際に、

  1. 実印・銀行印
    • 契約やお金の出し入れ時等の重要な場面での使用となるため、法人代表者又は代表者の親族が管理
  2. 社印
    • 見積書、請求書作成時等に頻繁に社員が使用するので幹部社員が管理

上記のような使用・管理が考えられるため印鑑は使用用途に分けて製作をするべきです。

印鑑は実印・銀行印・社印と必ず分けて製作をしてください。

  • 商業登記規則第9条第3項

「印鑑の大きさは、辺の長さが一センチメートルの正方形に収まるもの又は辺の長さが三センチメートルの正方形に収まらないものであつてはならない」とされています。

代表印(実印)

この代表印が実印とされ、印鑑登録に使用をします。実印の印影には、

  • 外枠に会社名または屋号
  • 内枠に代表取締役印または取締役などの役職

を入れるのが一般的とされています。

銀行印

法人口座開設時や以降の決済時に使用する印鑑です。

  • 外枠に会社名または屋号
  • 内枠に銀行之印または代表取締役印または取締役などの役職

と代表社印とほぼ同じでも構いませんが、間違いを防止するために

  • 実印と印鑑の大きさを変える
  • 複雑な書体にする(偽造防止のため)

等の対策をしている法人が多くあります。

社印

請求書、領収書、見積書等に使用することが多く、角印と呼ばれることもあります。法人の認印となります。

  • 四角い角印タイプ
  • 縦書き
  • わかりやすい書体

で製作するのが一般的です。

ゴム印

代表者変更、住所変更があった場合に対応できるようセパレートタイプでのご用意をおすすめします。

  • 郵便番号、住所
  • 法人名
  • 役職代表者名
  • 電話、FAX

上記ゴム印があれば契約書や銀行の引き出し票の際に便利に使用できます。

印鑑発注おすすめ店舗

  • いいはんこやドットコム

http://www.e-hankoya.com/inkan/c-set/index.html

金額:実印・銀行印・角印(社印)3本セット 7,940円(税込)~

  • 会社印鑑ドットコム

http://www.kaisya-inkan.com/kshop/bjsetselect.html

金額:実印・銀行印・角印(社印)3本セット 19,300円(税込)~

法人印鑑証明取得までの流れ

印鑑が手元に届きましたら実際に登録の準備をしてみましょう。

個人の印鑑証明書を取得しよう

印鑑届出時に必要となるので届出人個人の印鑑証明書(発行3ヶ月以内)1通を取得してください。

印鑑届出書を作成しよう

※代理人が行く場合は、届出用紙内にある委任状に記入を忘れないでください。

法人登記と同時に管轄の法務局に申請に行こう

法人登記の準備も整いましたら、本店所在地管轄の法務局に申請に行きます。

登記の完了については特別連絡が入りません。予定日までに連絡がない場合は登記が完了しています。

登記の完了予定日

印鑑カード交付申請をしよう

印鑑証明は印鑑カードがないと取得できませんので、印鑑カード発行の手続きをします。印鑑カードは管轄の法務局にて無料で申請できます。申請より数分でカードを手に入れる事ができます。

※代理人が行く場合は、届出用紙内にある委任状に記入を忘れないでください。

印鑑証明書を交付してみよう

実際に印鑑証明書を取得してください。印鑑証明は1通につき450円費用がかかります。法務局で印紙を購入して支払いをしてください。

※代理人が行く場合は、届出用紙内にある委任状に記入を忘れないでください。

もし手続きが面倒だったら外注に全て頼みましょう

調べてみたけど、

  • 時間がない
  • やっぱり面倒くさい

という場合は、会社設立と一緒に印鑑の制作から登録まで一括して外注にお願いしてしまいましょう。

下記は会社設立だけではなく、他の便利なサービスもついている業者をご紹介します。

  1. 印鑑の製作から法人登記まですべておまかせ
    • 東京行政事務所
    • URLhttp://www.kigyo88.com/
    • 期間 申し込みから7営業日
    • 金額 手数料38,000円(株式会社設立の場合)
  2. 設立後の会計・助成金・融資サポートあり
    • マクシブ総合会計事務所
    • URLhttp://www.tokyo-keiri.com/222/22291/
    • 期間 申し込みから1週間程度
    • 金額 手数料50,000円(あんしん会社設立サポートプランの場合)
  3. 税理士・公認会計士・社会保険労務士・行政書士がサポート

すぐに印鑑証明の手続きをしよう

印鑑登録までにやるべき事はおわかりいただけましたでしょうか。

起業前後は忙しく時間に余裕がありません。流れを理解し最短時間で会社設立と同時に法人印鑑証明書を登録してください。

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