マイクロ法人とは?マイクロ法人成功の4つのポイント大公開
「社長!」と呼ばれたいと思った事はありませんか?
飲み屋さんなどではなく本当に「社長」と呼ばれるためには、起業をしたり、会社を立ち上げるしかありません。
終身雇用が崩壊し始めていて、正社員として就職をして定年を迎えることが当たり前の時代から自分に適したスタイルで仕事をするスタイルが増えてきています。
せっかくの1度きりの人生なので、自分の好きな仕事をしてみたいと思いますよね。
そんな時に頭に浮かぶ独立や起業という言葉。現実にしたいと思いませんか?
そんな時は「マイクロ法人」してみませんか?
マイクロ法人とは?
マイクロ法人とは
マイクロ法人とは「貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転す)」(著者 橘玲)
上記書籍で提唱された言葉です。
あなたの人生に「希望」はありますか?
税金ゼロで利益を最大化! 合法的に国家から搾取する方法あのベストセラーが待望の文庫になって登場! グローバル資本主義の進展とともに快適な「楽園」を追われるようになったサラリーマン。正社員はもはや希少種となり、あらゆる人が望むと望まざるとにかかわらず、フリーエージェント化していく……。残酷なまでに「自由」な世界を生き抜くにはいったいどうすれば? サラリーマンだけが知らない、「雇われない生き方」で不条理なニッポンに希望を掴み取る「ファイナンスの技術」!!
●この国にはなぜ希望がないのか?
●「楽園」を追われたアメリカのサラリーマン
●マイクロ法人は、国家を利用して富を生み出す
●マスオさん、人生最大の決断
●国家に依存するな。国家を道具として使え
引用 https://www.amazon.co.jp/dp/B00DQ4SKM2
マイクロ法人とは「1人発起の1人社長の法人」のことです。
以前会社は色々な決まりがあり、簡単に設立できませんでしたが、現在は法律が改正されたので1人でも会社設立ができるようになりました。
マイクロ法人の5つのメリット
メリット1 取引先などからの信頼を得られる
新規の取引など仕事ができるできないに関わらず個人事業主だからNGという企業もまだあります。
せっかくの取引のチャンスを無駄にしてしまい悔しい思いをする方もいるようです。
しかし法人となっていれば社会的信頼があるので、新規の取引などもスムーズに行きます。
また法人化することにより1度の取引額が大きくなることもあります。
メリット2 節税できる
所得税は累進課税がかなりきついので、所得が増えれば触れるほど収めなければならない税金の額は上がっていきます。
しかし所得を分散しておけば低い税率で抑えたまま利益を処分することが可能になります。
また個人事業主の時は認められなかった経費も会社の費用が経費として計上できます。
メリット3 融資や資金調達がうけやすい
個人では融資の審査も厳しく、融資額も限られてしまいますが、各銀行などは法人向けの融資商品も多数あり、また金額も大きくなっています。
メリット4 会計管理がしっかりできる
法人化すると、必ず決算書の提出が必要となります。
そのためには毎月試算表のチェックが必要となりますが、事業の決算書は試算表は会社のコンパスとなります。
メリット5 自分で決定できる
1人社長なので、全て自分で決める事ができます。自分自身が決定権者になれます。
資金繰りに問題がなければ、経費等も自分で判断して計上する事もできます。会社の方針や取り扱うサービスなども自分の思うがままに進めることができます。
しかし自分が思う道が成功するとは限りません。時には冷静に斜め上から自分の行動や方針をチェックすることを忘れないようにしましょう。
どれだけ優れた経営者でも自分の事は見えづらくなり、間違った判断をしてしまうことがあります。
マイクロ法人の5つのデメリット
デメリット1 外注費がかかる
スタッフがいないので、仕事の量が増えた場合は外注を活用するしかありません。外注を使用する場合は必ず外注費が必要となりますので、外注が増えれば増えるほど支出も多くかかります。
外注も増えると1人で管理するのも難しくなるので、ディレクターも外注する必要があります。
マイクロ法人の場合外注はとても大事な存在です。お金を払っているからと丸投げするのではなく、自分の事業に協力してくれる大切なパートナーとして付き合っていきましょう。
失敗しない外注管理のポイント
ポイント1 複数に発注しよう
原稿制作などを外注に発注をする場合は最初は「同じ仕事を複数の外注に発注」してください。
コストは人数分かかりますが、一番いい外注先を選んで残すことができます。
- 納品データ
- 連絡の取りやすさ
- 対応力
- 理解力
などを比較してみてください。同じ金額で出しても全く対応が違います。
何を一番重要視するかはそれぞれ違うかと思いますので、自社や自分が一番大事にすることを一番共有できる外注先を見つけてください。
ポイント2 会話をする
最近はメールだけで外注を探し納品までできるようになりましたが、Skype等で構わないので一度会話をしてください。
直接会話をすると途中で仕事が止まってしまったり、連絡が取れなくなってしまったりすることが少なくなります。
また一度直接話をしているので、その後の連絡もスムーズにでき、意見の交換もしやすくなります。
ポイント3 連絡方法を決めよう
外注管理をするうえで一番困るのが連絡が取れなくなることです。
もちろん外注先も他の業務も抱えていたり、用事がある場合もありますが長期間連絡が取れなくなったら困ります。
プロジェクトが始まる前に
- 主な連絡方法(電話、メール、チャットワークなど)
- 連絡が取れる時間帯や曜日
- 定期連絡の必要があれば定期報告日の設定
などお互いストレスにならないように予めルールを決めておきましょう。
デメリット2 銀行口座開設が難しい
経費をかけずに法人化する場合は、レンタルオフィス等を活用する場合もありますが、レンタルオフィスだと銀行口座開設ができない場合があります。
現在は銀行の調査も厳しくなっています。銀行と長い付き合いがあり、信頼関係が構築されていれば開設できることもありますが、新規でレンタルオフィス利用の場合の銀行口座開設は難しい状況です。
デメリット3 税務申告の手間が増える
個人事業でも確定申告や、青色申告がありますが、法人の税務書類の作成は個人のものより複雑で作成の手間もかかります。
また税務申告書類の他にも、勘定科目内訳書や法人事業概況書などの作成が義務付けられています。
これらを税理士などに代行してもらうことももちろん可能ですが、その場合には費用もかかってきます。
また赤字でも「均等割り」の納税は必要となります。
デメリット4 お金の使途が厳密になる
個人事業主の場合には事業用の口座であっても、個人の出費のためにお金をつかうことは問題となりません。
しかし法人の場合には、解説した法人用の口座から「ちょっと現金が足りないから」などの理由で私的なお金を引き出して使うことはできません。
仮にやってしまうと、給与や貸付金となり税金がかかったり返済義務が生じます。
デメリット5 事務手続きが増える
- 労働保険年度更新
- 算定基礎
- 源泉税納付
など年間でいくつもの事務手続きをしなくてはいけません。0円でも変更なしでも申告が必要なものが多いので、必ず毎年申告が必要になります。
マイクロ法人成功の4つのポイント
サラリーマンの場合は最初は副業で始める
一番大事なのは安定した収入がある事です。起業をしてもすぐに売り上げが上がる保証はありません。
最初に会社を辞めてからという人が多いですが、軌道に乗るまでは会社は辞めないでください。
退職するより、今のサラリーマンの仕事でやらなくてもよいことをどんどん捨てて、18時には仕事を終えて、自由な時間を作ることに専念しましょう。
平日の夜間と土日祭日をすべて新規に立ち上げるスモールビジネスに使うことが出来たら、成功するのには十分な時間を確保できることになります。
平日が3時間、土日に10時間を使うことが出来たら、3時間×5日+10時間×2日=35時間となり、サラリーマンの1週間の所定労働時間の40時間に近い時間となります。
在庫を抱えない
在庫は保管するだけで経費がかかります。また商品そのものも劣化していきます。
全ての物は、在庫となったその時から目に見えなくても劣化が始まります。
情報商材は新しい情報がどんどん出てくるので、タイミングを逃せばすぐに時代遅れの商品となってしまいます。
お客様は商品も情報も常に新しいものを欲しがりますので、できるだけ在庫は抱えないようにしましょう。
初期投資はなるべく少なくしよう
初期投資は必ず必要となりますが、なるべく初期投資の少ない商品を扱いましょう。
- 情報販売
- 教育販売
- サービス業 など
まずはあなたの経験や知識をノウハウ化してみてください。
「人に教えるような知識なんてない…」と思っている人も、それはテストしてみないとわかりません。
テストをしないうちに判断をするべきではありません。買うのを決めるのはお客様です。
また商品だけではなく事務所を借りると、
- 保証金
- 家賃
- 机、椅子
など多くの経費がかかります。可能であればまず自宅などを事務所として使用しましょう。
自宅では難しい場合はレンタルオフィスなどがあります。レンタルオフィスも保証金や毎月の家賃の経費はかかりますが、通常の家賃と比べると安く済みます。
しかし銀行口座開設が難しいなどのデメリットもありますので、よく検討してから決めましょう。
1対nモデルの事業を持つ
1対nとは「1対多数」のことです。
セミナーの会場を思い出してもらえるとわかりやすいかと思いますが、1人の講師に対して、複数の参加者がいて、同じ時間に複数の参加者に同じ情報を与えて商品や情報の説明を一気にします。
1対nモデルの事業があれば、そのモデルを定期的に繰り返すことにより安定した収入が確保できます。またその仕組み自体がノウハウとして販売できるようにもなります。
ノウハウ化した情報商材を元に、その情報をより活用できる説明会を開催したり、映像を流したりすれば、さらに多くのお客様が集まり売上につながります。
またあなたを中心としたコミュニティが形成されます。
コミュニティ化するとお客様同士の横のつながりが強くなりますので、学ぶ意識も自然と高まります。
メインの商品やサービスと一緒に1対nモデルの事業も柱の1つとして走らせておきましょう。
まとめ
マイクロ法人は1人で作れますが、実際の事業は1人ではできません。外注や仲間などがいて初めて成立します。
しかし何より重要なのは「行動すること」です。
頭で考えているだけでは、不満を持ち続ける日常から抜け出すことはできません。
夢を叶えるために、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。