20年無借金経営の私が伝える社長の心得シリーズ【第2弾】

お待たせしました!大好評の社長の心得【第2弾】!

会社を経営する人の多くはたくさんの悩みを抱えています。

社長は孤独と言いますが、まさにそれを感じながら日々仕事をしている社長が多いのではないでしょうか。

社長とは何をするべきなのでしょうか?

社長とはどんな考えを持つべきなのでしょうか?

長く会社を経営してきた私から社長の心得【第2弾】をご案内したいと思います。

社長の心得その4 「社長は現場に出るな」

  • 組織で働いている社長
  • 士業
  • 物づくりをしている社長

などいろいろな社長がいるかと思いますが、職人レベルでの働き方は辞めてください。

理由その1 社員が育たない

難しい部分は社長自ら行ってしまっていませんか?

「社長である自分が一番できるんだ!」というプライドもあるので、誰でもできることでも率先して社長自ら行ってしまうと、そこがブラックボックス化してしまいます。

本来は

  • スタッフに教える
  • 外注に出す
  • 複雑な内容を簡単なステップにする

などするべきですが、それを社長自らが行ってしまうと社員が育ちません。

理由その2 社長がボトルネックになる

社長は1人です。

社長の変わりに複数のスタッフに教えれば、複数のスタッフが同じ仕事をすることができるようになります。

社長1人では1現場しか動かなくなり、それ以上の数をこなせなくなってしまいます。

社長が現場にいないとできないという現場や工程は作ってはいけません。

  • 社長がケガや病気をした時に現場が止まる
  • 売上にすぐ限界が出てしまうので横ばい状態を抜けることができない

現場から離れている時間に

  • 集客
  • 採用
  • マーケティング

など社長がするべき仕事に集中をしてください。

現場から離れた時間は怠ける時間ではありませんので注意してください。

理由その3 社長のコストは高い

社長のコストは高いです。

例 毎月100万円報酬の場合で稼働日25日と考えると1日4万円のコストがかかる

これを原価計算としてコストを入れて計算しなくてはいけません。

その高いコストをかけて現場に出るよりも、社長にしかできない

  • 仕組化
  • 社員教育

などに力を入れるべきです。

社長の心得その5 「社長仕事は、決定とマーケティングとチェック・修正指示と設計」

「社長の仕事、結構多いな…」と思った方もいるかと思います。

仕事には

  • 作業系
  • 思考系

がありますが、思考系に集中してください。

作業系に集中してもそれは会社の現状維持しかできないので、将来の布石をうつための大事な決定をする時間がありません。

ビジネスでは「現状維持はそれだけで後退」です。

決定:未来の決定と今の決定をする

目標を明確にすると同じ考えを持ったスタッフが集まってきます。

経営理念がある会社がたくさんありますが、経営理念がなぜあるのかというと、共鳴した社員を集めるために必要だからです。

事業をここまで進めてきたがやめるべきか?という「今の決定」のは社長が決定することです。

またスタッフの採用、解雇なども社長が決定することです。

未来の決定 3年後、5年後、10年後の計画・目標

計画や目標は念じるだけではダメなので、目標を達成するために

  • 今月
  • 毎週
  • 毎日
  • この時間

それぞれ何をするか分解しなければいけません。

計画は大きな模造紙でマインドマップ形式で書き出し、忘れないように会社の目立つところに掲示してください。

マインドマップについては、「自分の本音を知りたい時は…マインドマップを書いてみよう!」記事をご参照ください。

掲示する事で常に目標とずれていないか会社全体でチェックすることができます。

社長が何を考えているかわからないと社員は行動ができません。

社長の考えや会社の方針を頭の中だけにおさめないでください。

社員とは敵対せず、社長の向きたい方向を指し示し、旗を振ってください。

マーケティング 集客の仕組などは重要な部分

中小企業ではマーケティングを社員まかせにしてしまうとその後独立したり、同じエリアでライバルになってしまう可能性があります。

マーケティングは社長が外注を管理して数字の報告を受ける体制を作ってください。

マーケティングは知識が必要なので勉強が必要ですが、会社で一番優秀なのは社長です。

チェックと修正 目標を達成するための行動ができているかチェック

目標達成に向かうための行動が毎日できているかKPIを会社の壁、ホワイトボードでチェックしてください。

KPIとは「Key Performance Indicator 」の略です。

目標の達成度を評価するための重要業績評価指標のことをいいます。

目的を達成するための過程をクリアできているかを計測する指標のことで、その過程をクリア出来ているかどうかを数値で計測するのが「KPI」です。

プロセスを分解して計測し、分析するというのがKPIです。

詳しくは、「KPIとは?KGIとは?意味を理解して今すぐ活用する方法」記事をご参照ください。

パソコンやスマホデータで管理をしているとログインしなければいけないのですぐに見なくなってしまいます。

大きく壁に掲示しておけばグラフの落ち込みがすぐに目に入りますので、すぐに修正・対策をとりましょう。

設計 儲かる効率の良い営業ステップを組む

  • 必要な情報
  • オファー
  • トークスクリプト

を含めた設計は社長が作ってください。

作成したら、あとは実行しているかチェックをするだけです。

現場で実際に行っているかのチェックをしなくなると、社員はやらなくなってしまいます。

実行のチェックをするのは社長の仕事です。定期的にチェックして、修正をしてください。

社長の心得その6 「全て逃げずに乗り越る。そうすれば過去と同じ高さ山は、山に感じなくなる。」

会社を経営しているといい事も嫌な事もありますが、嫌な事のほうが多くなります。

不思議な事に日々何かしらのトラブルが発生するものです。

  • 社員トラブル
  • 事故
  • クレーム
  • 資金繰り

などたくさんのトラブルが発生します。

会社の規模やスタッフ数・顧客数が増えれば増えるほどトラブルも増えてきます。

しかし社長がトラブルはと向き合う時は会社の姿勢が問われます。

発生したトラブルに全て逃げずに対応することで自分が成長します。

過去に経験したからこそこれから新たなトラブルが起きたとしても、平常心で対応する事ができるようになります。

過去に一度乗り越えた困難は、大きな困難に感じなくなります。

  • 逃げてしまう
  • 時間が解決するから放置する

という対応をしてしまうとまた同じ問題が起きたとき、逃げる事しかできなくなってしまいます。

年齢があがるとどんどん困難に対応しにくくなるので、若いときだからこそ困難に立ち向かうべきです。

息子さんに継ぐときは自分が現役の時に、困難を経験させるべきです。

トラブルは嫌な気持ちになります。

しかし、「また自分を成長させてくれる」という考え方に切り替えて対応してください。

まとめ

社長の心得シリーズ第2弾はどうでしょうか。

社長がするべき仕事に集中するには、時間が必要です。

そのためには現場に出るなどの作業系の仕事をしていては社長の仕事に集中できません。

会社が成長するために、未来の布石を打つために現在の自分の仕事を見直してください。

これから紹介する社長の心得の中から、自分自身の社長像に合った心得を見つけて頂ければとても嬉しいです。

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