20年無借金経営の私が伝える社長の心得シリーズ【第5弾】
お待たせしました!大好評の社長の心得【第5弾】!
会社を経営する人の多くはたくさんの悩みを抱えています。
社長は孤独と言いますが、まさにそれを感じながら日々仕事をしている社長が多いのではないでしょうか。
社長とは何をするべきなのでしょうか?
社長とはどんな考えを持つべきなのでしょうか?
長く会社を経営してきた私から社長の心得【第5弾】をご案内したいと思います。
Contents
社長の心得その16 「奥さんや妹に帳簿をつけさせるな」
奥さんや妹が会社に入ると事で正確な判断ができなくなる事があります。
例えば経費など毎日どこで何を使っているかチェックされ、ダイナミックな投資ができなくなります。
奥さんにキャバクラに行くことがばれたくないという事ではありません。
会社は家計とは全く違いますが、毎月多くかかる広告費などについては「お金をかけ過ぎなのではないか?」という主婦目線になってしまう事があります。
特に経理などを担当していると社内にいる事が多いので、外の世界を見る事ができず余計に家計簿感覚で会社の経費を見てしまいます。
そのような感覚は会社の成長を妨げます。
また奥さんや妹とは喧嘩をする事もあるかと思いますが、翌日仕事をしてくれなくなってしまう事もあります。
社長である自分が気を遣いながら仕事をすることになってしまいます。
経理担当すると勘違いもしやすくなります。ただ帳簿をつけているだけなのに、お金を取り扱う事で会社をしきっている感覚になってしまいます。
他人なら辞めさせる事ができますが、家族だと縁も切れません。
職場で家族の機嫌をを伺いながら仕事をしていてはいけません。
会社の経理や重要な業務に家族を担当させないようにして、関係が切れない人は会社に入れないようにしてください。
社長の心得その17 「社長の仕事は朝の3時間で終えろ」
今のあなたは1日何時間働いていますか?
働き過ぎの社長が多すぎます。現在10時間以上働いている人は要注意です。
毎日長時間作業的な仕事をしていませんか?しているならすぐに辞めてください。
社長の仕事だけに集中できる環境なら、3時間で1日の仕事は終えられるはずです。
- 将来の決定
- マーケティングの仕組み
- ビジネスモデル設計
- 社員の行動を数字でチェックする
- 幹部教育
などが社長の仕事です。
これを全部行っても3時間で終わるはずです。
以前経営していた造園会社では朝7時から10時まで会社に滞在し、その後は東京都内などに出て人に会ったりセミナーに参加して自己成長の時簡につなげていました。
それが現在の会社の成長に大きくつながっています。
朝7時から仕事をすると来客も電話も鳴らない時間なので、仕事だけに集中できます。
また社員も集まってるので指示出しや報告など有効に時間を活用できるので仕事が進みます。
3時間で終わるように無駄な仕事を社員や外注に振り分け、また無駄な物を減らす事で身の回りもすっきりします。
実際その造園会社経営時は3時間しか出社していなくても社長の仕事に集中できているので、業績が伸びました。
社長の自分が不在になったら潰れてしまうような会社にしないようにしてください。
それでは社員も育ちません。
他の会社がこれから業務をスタートする時に仕事を終えて、その後は自己成長のために時間を使って会社を更に大きく成長させてください。
社長の心得その18 「数字で会話しろ」
現在あなたの会社に共通の数字はありますか?
数字は社長だけ、経理だけしか知らないという会社が多いかもしれませんが、そのような会社はやがて衰退してしまいます。
全社員アルバイトまで
- 全て会社の数字を把握
- 目標数字
- 会社全体の数字
- 個人の目標数値
などの数値がわかっていて、いつも意識できるように会社の壁に掲示をするべきです。
意識しなくてはいけないのは売上げ目標だけでなく、達成するために今月◯件訪問しなくてはいけない等実際の数字がわかっていると本人も周りもリアルタイムで数字を確認できます。
やらなくてはいけない仕事がありながら、雑務(業績に直結しない)に追われて本来にしなくてはいけない仕事を後回しにしてしまう事が多くあります。
1日の勤務時間ををほとんど雑務で使ってしまう社員も数字がなければ働いている気になってしまいます。
常に数字をチェックする環境がないと、月末にならないと状況がわからなくなってしまいます。
月末になり「達成できませんでした」では遅いです。
毎日クリアできているか幹部や上司がチェックできなければいけません。チェックしてアドバイスを与えて改善するということを繰り返してください。
社員同士の会話も数字で会話をさせてください。数字はそれだけで言葉です。
社長の心得その19 「仮説で設計しろ」
何をするにも仮説で設計をしてください。
例)外壁塗装の営業マンを3ヶ月で育てる
3ヶ月で教育をして現場で出した時の初月の売上げを仮説で立てましょう。
- 外壁塗装平均単価 100万円
- 1ヶ月 8件集客を会社で行う
- 3件成約×100万円
上記より300万を理論値として目標数値とします。
これより上回ったら評価をしてあげてください。
何も目標値を持たせず、ただ8件回らしても目標がなければ、8件営業に行く事が目標となってしまいます。
仮説で誰もが達成可能な数字を設計して、目標値を持たせると行動ができるようになります。
数字で個人の論理的な成果の出る値を設定する事が大切です。
例)仮説で会社全体の設計をしよう
- 単価6万
- 1日一日5件訪問
- 3件成約
上記より、18万円の売上げとなります。
- 稼働日25日
- 毎月450万
- 営業3名
- 毎月1350万
- 12ヶ月で1億6千万
これが仮説となります。
これを毎月こなし、達成できない場合は分解して原因を見つけて改善すればいいだけです。
仮説で理論値を立て、行動と比較して問題を洗い出してください。
数値があるので改善指示をより具体的に出す事が可能です。
達成できない事を叱るのではなく、どこができていないか指摘して改善させるべきです。
分解するのも仮説があるからできます。行動もプロジェクトも全て数字で仮説を立ててください。
数字から逃げずに、しっかりと準備をして仮説で設計をして検証をし続けてください。
まとめ
社長の心得シリーズ第5弾はどうでしょうか。
数字は苦手意識がある人が多いかもしれませんが、数字は常に正しい情報を与えてくれます。
会社の業績や社員の現状など数値化することで、社内全体で共通の意識を持つ事ができます。
数字で会話できるようになれば、社長からアルバイトまで認識がずれません。
同じ意識を持ちながら、同じ方向に向かって行動することができます。
そして本来の社長の仕事に集中して、3時間で仕事を終えてください。
空いた時間は自己成長のために使い、会社の成長につなげてください。
これから紹介する社長の心得の中から、自分自身の社長像に合った心得を見つけて頂ければとても嬉しいです。