起業したらこれを使え!お勧めの会計ソフトはズバリこれだ!
起業をした場合や会社を経営していると必ず経理業務が必要となります。
実際は単純作業ですが、難しく見えたり面倒に感じてしまうことがあり、苦手意識があるという人も多いかと思います。
会計事務所にアウトソーシングしてしまえば簡単ですが、毎月の継続費用がかかってしまいます。
起業したばかりの頃はできるだけ支出は押えたいところに、いきなりの大きな費用は痛手となってしまう可能性があります。
最初は自分で会計入力をしよう!と思って検索をしてもたくさんの情報が出てきてどれがいいのかわかりません。
どんな会計ソフトがあるか一緒に見てみましょう!
そしてなぜ会計入力が必要となるのか仕組みから学びましょう!
Contents
会計ソフトとは?
会計ソフトとは「会計を記録し処理するアプリケーションソフトウェアであり、買掛金台帳、売掛金台帳、賃金台帳、試算表といった機能モジュールから成る」とされています。
引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
会計入力の必要性
起業をしたら1年に1度決算書を税務署に提出し、税金を納めなくてはいけません。
「決算書」自体は、その会社の財務状態や経営成績を表しているものです。
その決算書を見て様々なものに使うことができるので、人によって捉え方が違うのです。
- 経営自身が自分の会社の分析に使ったり
- ビジネスマンが他社の分析に使ったり
- 投資家が投資判断に使ったり
- 銀行が融資に使ったり
- 国や地方自治体が補助金の採択の可否に使ったり
と、とても幅広く使われるものです。
決算書とは「財務諸表」とも呼ばれます。
財務諸表というくらいなのでいくつかの表があります。
財務諸表等規則という規則を読むと
- 「貸借対照表」
- 「損益計算書」
- 「株主資本等変動計算書」
- 「キャッシュフロー計算書」
- 「附属明細表」
が財務諸表と呼ばれます。
しかし主な財務諸表は
- 「貸借対照表」
- 「損益計算書」
- 「キャッシュフロー計算書」
なので、今回はこの3つを取り上げていきます。(財務三表と言います。)
それぞれ何を表しているかというと、
- 「貸借対照表」は「決算日時点の財務状況」
- 「損益計算書」は「1年間(決算期間)の経営成績」
- 「キャッシュフロー計算書」は「1年間(決算期間)のキャッシュの動き」
を表しています。
貸借対照表(BS)とは?
では貸借対照表(BS)をもう少し詳しく見ていきましょう。
貸借対照表は、決算時点の財務状況を表していると言いました。
ここで財務状況とは、資産と負債などです。
- 資産とはプラスの財産で、貸借対照表では左側の欄に記入される
- 負債とはマイナスの財産(借入金など)で貸借対照表では右側の欄に記入される
また、資産と負債の差額を「純資産の部」といい、右側に書きます。
こうすると、左側の【資産】と右側の【負債+純資産の部】が一致(左右対称)するので貸借対照表と呼ばれると言われています。
損益計算書(PL)とは?
「損益計算書」(PL)とは、1年間(決算期間:決算日翌日から決算日まで)の経営成績を表したものです。
経営成績とは、「売上」と「費用」と「利益」のことを指します。
損益計算書を見れば、その会社が一年間で、どれだけ儲けを出したかが分かります。
発生主義(キャッシュの動きとは関係なく、事象が発生した時点で計上)で計算されています。
また利益は、その段階(性質)により、何段階に分かれて計算されるので、何が原因で黒字か赤字かなど分析がしやすくなっています。
キャッシュフロー計算書(CF)とは?
キャッシュフロー計算書とは、1年間(決算期間:決算日翌日から決算日まで)のキャッシュの動きを表したものです。
上記のように損益計算書が発生主義であるために、キャッシュの動きがどのようだったかは分かりません。キャッシュの動きを見るために作られる計算書です
損益計算書が黒字でもキャッシュはマイナスの場合もあれば、逆に損益計算書が赤字でもキャッシュはプラスの場合もあります。
おすすめの会計ソフトBEST3
第1位 PCA会計
価格
希望小売価格 ¥170,000~(税抜)
特徴
リマインダー機能
DXシリーズではリマインダー機能により、担当者のタスクに応じて、お知らせメッセージが表示されます。
メッセージは自由に入力ができ、表示される日付けや期間も指定可能。重要なタスクに対しての意思決定をサポートし、期限の決まった作業の実施漏れも防ぐことができます。
- アイコンの点滅とバルーンで新着通知
- 受信トレイ+スヌーズによる最新のタスク管理
- 複数人でタスク共有&コミュニケーション機能
- 業務スケジュールを一覧表示
電子申告
e-Tax形式へのデータ変換、電子署名の付与、申告データの送信、申告データ等の受付結果等の確認まで、e-Taxソフトを使用せずに実施することができます。
また、「消費税申告書・付表」を呼び出し、申告データの作成を行うことも可能です。
きめ細かい管理会計機能で、未来志向の経営をサポート
管理仕訳入力の強化
社内利用を目的とした管理会計仕訳の入力が可能です。会計に関する諸法令や帳簿組織にとらわれずに会社経営にとって有効な管理資料を作成できます。
5区分の管理仕訳区分の名称を自由に変更できますので、よりわかりやすく管理が可能です。
内部資料として利用できる帳票で管理区分を絞り込んで出力できますので、部門間の利益付け替えや費用の配賦を管理仕訳として入力し、社内資料を作成することができます。
使用した感想
会計ソフトの中で入力スピードが速く(クラウドは少しスピードが遅くなります)、メニュー項目も見やすくなっています。
有料ですがサポートがあり、困ったときに問合せをするとほぼ解決に導いてくれるので安心して操作できます。
第2位 ソリマチ会計王
引用 https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/
価格
標準価格 40,000 円(税抜価格)
特徴
通帳やクレジットカードなどのデータがそのまま仕訳に!
銀行や信用金庫、クレジットカード、電子マネーの取引データをまとめて取り込み、会計王で仕訳に自動変換することができます。
通帳の中身を確認できる
取り込んだ明細はずっと保存しているので、全ていつでも見ることができ、通帳残高も確認できます。
日付や入金明細、出金明細など条件を指定して明細を検索することもできます。
パソコンを起動するだけで自動で明細を取得
自動明細取込機能があるので、明細の照会可能期間が短い金融機関をご利用で取り込み忘れが心配という方も安心です。
摘要文・メモの複数キーワード検索に対応
摘要マッチ・メモマッチ欄に半角スペースで区切って入力したキーワードを完全一致、AND検索(全ての語句を含む)、OR検索(いずれかの語句を含む)の3種で検索できるようになりました。
前期比較決算書
前期比較決算書を出力できるようになりました。決算処理のミスの防止や今後の経営計画の参考にすることができます。
使用した感想
入力スピードはストレスを感じない程度です。メニュも見やすくなっています。
会計事務所で会計王を使用しているところも多くあるので、外注する際にデータの共有が簡単にできます。
第3位 勘定奉行
価格
スタンドアロン 220,000円〜
NETWORK Edition 3ライセンス 970,000円〜
特徴
経理と経営の両視点で生産性を向上
仕訳に至るまでの経理業務や会計レポート作成にかかる手作業を最小限に抑え、正確かつスピーディに経営に必要な会計情報を提供できます。
幅広い経理業務に対応
必要な業務を組み合わせて導入でき、従業員数名の企業から、内部統制・IFRS対応が必要な中堅・上場企業までご利用いただけます。
バージョンアップ不要であらゆる変化に対応
先々まで続く制度改正や、OS含むITの変化に継続的に対応します。クラウドへの移行も可能ですので、将来にわたり、安心してご利用いただけます。
使用した感想
他のソフトに比べて入力がスピードが遅く、またメニュー項目も不足している印象がありました。
まとめ
まだ他にも会計ソフトはありますが、上記3選は実際に弊社で使用した経験があるソフトです。
それぞれ長所短所がありますが、どのソフトも入力や管理・操作が簡単ですので初めて会計入力をするという方も使いやすいソフトだと思います。
お試しもできますので、一度チェックしてみてください。
一年に一度の決算書をスムーズに提出するためには、日々の会計入力が必要不可欠です。
提出前に慌てて会計入力をすることがないよう、起業をしたら会計システムを構築し毎月試算表を確認して、財務状況を把握しましょう。
そして決算書提出時に「赤字だった…」とならないよう、毎月数字をチェックするために会計入力のルールを決めて運用をしてください。