思わずクリックしたくなるバナー制作の3つのポイントとは?

インターネットにおいて、自分のサイトと他のサイトとの間に生まれるリンクは非常に重要です。

このリンクをうまく使うことが出来れば、その売り上げなども大きく変わってくるでしょう。

しかし、目につくことだけを目的として変な色や動きなどを付けてしまい相手のサイトとの調和がとれないため、相手も掲載をやめてしまったり、かえってイメージが悪くなってしまったりすることなども多く、非常に難しい広告といえます。

今回は、このバナーについてしっかりと勉強していきましょう。

バナーとは何か?

バナーとは何でしょうか。

インターネット上におけるバナーとは、ウェブサイト上にある画像付きのリンクを指しますが、もともとは「旗」を意味します。

日本では「のぼり」と行ったらイメージが付きやすいかもしれません。

お店を宣伝するために、街路などに「ラーメン」や「大安売り!」といった旗を見かけることはよくあると思います。

あの宣伝用の旗を、英語でバナー(banner)と呼ぶのです。こ

こでは、インターネット上におけるバナーについてみていくことにします。

インターネット上には広告があふれかえっていますが、このバナーという仕組みは、HPという概念が生まれたときからすでに存在していた非常に歴史の古いものでもあります。

そのため、どのように作ったら効果が出るのか、どのような役割があるのかがある程度わかってきています。

ただ派手にして目につけばいい、とにかくクリックしてもらえばいいというような時代はすでに終わっているのです。

素晴らしいバナーを置くと何が起こるのか?

素晴らしいバナーとはどういうものでしょうか。

それは、潜在顧客の目に止まった際にスムーズに自社サイトへ来てもらうバナーといえるでしょう。

また、自社サイトの記事や紹介文などから、最後のクロージングの代わりにバナーを置くという手法もあり得ます。

バナーは、インターネットにおいては広告であり、クロージングの手段の一つといえるでしょう。

良いバナーを置くと、導線となります。

まさにインターネットマーケティングの神髄のひとつです。

バナーを適切なものへ変えるだけで、今までのPVが2倍になるといったことは往々にしてあるのです。

検索エンジンとバナーの関係とは?

バナー広告を行うと考えた際に、まず考えなければならないのはどこにそのバナーを掲載するかです。

そして、インターネットと検索という2つのキーワードを考えると、やはり検索エンジンに広告を貼ることが出来れば効果的なのではないかと考えるのが自然でしょう。

検索エンジンにバナーを貼る手法は3種類あります。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. リターゲティング広告

です。

リスティング広告

リスティング広告とは、潜在顧客の発想やデータをうまく利用した広告といえるでしょう。

インターネットを利用している人たちが使う検索ワードをあらかじめ設定し、設定した検索ワードを使って検索をかけているユーザーに対して広告を打つというものです。

これは、関連キーワードと呼ばれるもので、ユーザー自らが具体的なキーワードを検索する際の積極的な動きに対して広告を打つことで、効果を高めようという仕組みといえます。

広告効果や導線を作るためには非常に強力といえますが、設定したキーワードがあまり利用されていない場合は、アプローチできる数が少なくなります。

ただし、商品やサービスに直結するワードを選択したほうがクリックしてくれる確率は上がるでしょう。

この辺りは何を重視するのかという視点が重要になってきます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、キーワード設定の必要がなく、単純にそこにあるだけといった広告の種類です。

イメージとしては、高速道路などによくある大きな看板をイメージしてみてください。

どんな人にもアプローチできる広告であり、認知を広めていきたいと考えているような場合には利用価値があるでしょう。

しかし、リスティング広告のように、潜在顧客としての積極的な行動を促すのは難しいといわれています。

スムーズに目に入ってくる反面、刺さるという点では非常に弱いといえるかもしれません。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、ディスプレイ広告の手法のひとつで非常に注目されています。

インターネットでネット検索をしていると、ある日からよく見る広告があるなと思ったことはありませんか?

これが、一度商品を目にしたら、その商品の広告がずっと追ってくるリターゲティング広告というものです。

一度、商品を目にして自社商品の説明などを確認した人は、自社商品やその周辺商品に興味があることは間違いありません。

心の動きに注目した広告といえるでしょう。

ただし、あまりしつこいものは不信感をあおる場合もあります。

リターゲティング広告は、回数やタイミングなどの細かい設定が可能です。

ベストな配信タイミングを見極めて設定できれば、大きくリピーターを獲得できる可能性もあります。

バナー作成の際に気を付ける3つのポイント

それでは、バナーを作成する際に必ず気を付けたいポイントについてみていきましょう。

このポイントをしっかりマスターすれば、大きな効果を上げるバナーを作成できるようになります。

ポイント1 静止画か動画か

まず、バナーを作る上で考えたいのが、動きの「ある・なし」です。

動きのある広告やバナーはやはり目に止まります。

また、動きにストーリーを生み出すことによって、人の意識に訴えかけるといった効果もあるでしょう。

一方で、サイトの中で多くのバナーが動いていると、必要以上に人の注意力を散らしてしまい、煩わしく感じてしまったり、最悪不信感を抱かせる場合もあります。

インターネットマーケティングを行う上で最も注意したいのが不信感です。

1度でも不信感を与えてしまった場合、その顧客が自社商品を買ってくれる可能性はほとんどなくなるといわれています。

ポイント2 デザイン

バナーはひとつひとつが小さいうえに、そのサイトの雰囲気や色合いなどとうまく調和がとれていないと、非常に大きな違和感を訪れた人に与えてしまいます。

しかし、あまりにも調和が取れすぎていると、今度は注目されないためクリック率が下がるという難しいバランスの上に立っている広告といえるでしょう。

大切なことは何を伝えたいかです。

特にマーケティングの世界では、「客はドリルを欲しがっているわけではない、穴を欲しがっているのだ」という言葉があります。

どうやったら潜在顧客の、潜在的な需要に訴求できるのかを考える必要があるのです。

ポイント3 大きさや形

大きさについては、国際基準のようなものがあります。

実際は自分のサイト用に特化した形で作ることで、最大の効果を発揮しますが、それでも、GoogleアドセンスやGoogleのディスプレイ広告で採用されている大きさや形に合わせておくと、いろいろな場面で流用できるので便利でしょう。

大きさのサイズ単位はピクセル(px)を活用し、普通は「横×縦」で大きさを表します。

バナーというと多くの人は、横長のものをイメージするかとは思いますが、これもかなり自由です。

レクタングルと呼ばれる縦に長いものからスクエアと呼ばれる正方形のもの、スカイクレイバーと呼ばれる縦の大きさが1ページ以上になるようなものまで非常に多彩です。

これらも、全て何を伝えたいのかによって変更できるというわけです。

バナーで何を伝えるのか?

バナーを作る上で最も重要なことは「あなたが何を伝えたいか」です。

バナーはインターネット上の広告です。

広告といわれると、認知度を上げたいということが大きな要素ですが、インターネットでは広告を活用して潜在顧客の導線を作り上げることが最も重要な要素です。

テレビCMや町中の看板などとは違います。

また、インターネットの導線は目に見えにくく、うまくつかんだとしてもすぐに顧客の興味が違う場所にいってしまうこともよくあるのです。

インターネットでは、何を伝えたいかによって表現が大きく変わることが往々にしてあります。

それは、広告として利用できる空間が、他のものと比べて自由度が高すぎるためでもあるのです。

広告とはただ長いだけでも意味がありません。場合によっては、丁寧に説明された1000字よりも、簡単な10字のほうが効果的なこともあります。

インターネットマーケティングではこれが顕著です。

果たしてあなたが伝えたいことは何でしょうか。

自社商品の強みや自社商品が解決できる顧客の課題とは何でしょうか。

このようなことをしっかり伝えきることで、バナー広告はその効果を最大にするのです。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます。