効果大!スマホエントリーフォーム理想的な構成5つの秘策
今までインターネット上で買い物をしたことがありますか?
パソコンだけではなくスマホからもインターネットで買い物ができる時代になり、また配送システムも確立されて商品がすぐに届くようになり、便利な時代となりました。
クリックしたら翌日に欲しかったものが届く時代になりつつありますが、
「なんだか面倒だな…」
とスマホを操作しながら買い物をやめてしまった経験はありませんか?
せっかく手元にスマホがあり、電車の移動中やソファに寝ころびながら買い物ができるのになぜ途中で面倒になってやめてしまったのでしょうか?
自分の記憶をたどってみてください。
そうです。例の部分です。例の部分で急に面倒になりスマホを閉じてしまったのです。
つまりその例の部分を改善すれば途中で買い物をやめることがなくなり、成約率がアップするのです!
その例の部分とは…。
Contents
ズバリEFO対策をしましょう!
EFOってなに?
EFOとは 「Entry Form Optimization」の略語であり、エントリーフォームの最適化のことをさします。
買いたい商品を決めた後に自分の
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 支払方法
- お届け希望日
などを入力するフォームのことです。
この最後の砦であるエントリーフォームで多くのお客様が離脱してしまいます。
それは何故でしょうか?
離脱のワケ
商品を決めてエントリーフォームに行くまでは買う気は100%近くあり、気持ちが高ぶっているお客様ですがエントリーフォームでの離脱率はとても高いと言われています。
理由はただ一つ。フォームの入力が面倒くさくなってしまうからです。
パソコンからでも時には面倒に感じる入力ですが、スマホではさらに面倒に感じます。
スマホで文字を打つことに慣れていればいいですが、それでもやっぱりスマホで文字を打つのは面倒に感じませんか?
だからこそ改善が大きな効果へ
それだけ離脱率があがるエントリーフォームだからこそ、改善が大きな効果をうみます。
エントリーフォームを改善するだけで成約率が2倍になるケースもあるといわれているほど、エントリーフォームの改善は成約率アップへつながります。
サイトの反応率をするために、サイトを修正してABテストをして計測をするといった手法もありますが、まずはエントリーフォームの改善から取り掛かるのが手間も時間も費用も掛からず、大きな結果が出ることがあります。
電話での申し込みが多い場合はエントリーフォームの改善はあまり意識しなくても心配ありませんが、ネット通販等は効果が得られる可能性があります。
理想的なエントリーフォーム構成5つの秘策
理想的なエントリーフォームの構成とはどのようなものでしょうか。理想的なエントリーフォームにする5つの秘策をご紹介したいと思います。
秘策1 必須項目を見直そう
数多くのフォームには必ず必須項目があります。販売元が必ず知りたいお客様情報であり、どれも必要な項目だとは思いますが本当に必要な情報でしょうか。
確かにお客様の情報は1回でできるだけ多くの情報を収集したいと考えてしまいますが、それはこちらの勝手な都合でありお客様には関係ありません。
また項目の横に「必須」と赤い文字で書いてあるフォームも数多くあります。必須項目が多ければ多いほど赤い「必須」の文字が目に入り、面倒に感じられてしまいます。
最初に「※は必須項目です」と注意書きをしたうえで、必須項目は「※」で表示するなど工夫をしましょう。
ダウンロードで商品が手元に届くなら住所の入力は必要でしょうか。その必須項目は必要な情報でしょうか。
今一度自分のフォームを確認してみてください。
秘策2 フォームページに電話ボタンを設置しよう
フォームの入力が面倒だと思うお客様にはまず電話をしてもらうようにしましょう。
フォームの入力が面倒なお客様だけでなく、とにかくすぐに来てほしいという急いでいるお客様への対応もできます。急いでいるときにフォームからの問合せしかなかった時を想像すると、それがどれだけお客様のストレスになるか想像ができます。
- 電話番号を表示したうえで、タップしただけでコールできるようにボタンを設定する
- 営業時間を表示する
- ダメ押しのために得られるメリットを伝える
- 電話番号はなるべくフリーダイヤルにする
上記をプラスすることによりさらに問合せや申込の数がアップする可能性が高まります。
すぐに対応してもらえる安心感をお客様に感じてもらいましょう。
秘策3 エラーはリアルタイム表示にしよう
商品を決めて、面倒なフォームの入力が終わって「送信」ボタンを押し、一安心していたら「エラー項目があります」というメッセージが表示され、一気に購入欲がなくなった瞬間を感じた経験がある人が多くいるかと思います。
再度エントリーフォームに戻り、間違った項目を探して再度送信できればいいですが、中には登録した全ての情報が消えてしまっていることもあります。
もう一度入力を繰り返せばいいだけですが、そうしてくれるお客様はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
そのような事がないようにリアルタイムでエラーが表示されるシステムを導入しましょう。
リアルタイムエラーシステムとは、入力している最中にエラーメッセージが出るシステムのことです。メールアドレスの不一致や、全角と半角のエラーなどその場でエラーを伝えることにより離脱率が低くなります。
「送信」「申込」ボタンを押したら二度とお客様を戻らせないようにしましょう。
秘策4 記入例を表示しておきましょう
- 郵便番号にハイフンはいるのか?
- 電話番号にハイフンはいるのか?
- 数字は全角なのか?半角なのか?
- 住所欄が3つあるが、どこまでの住所をどの欄に入力すればいいのか?
上記のような疑問を感じ、フォームへの入力の手が止まってしまった経験はありませんか?
このような小さな疑問も離脱率につながります。お客様の手が止まらないようにフォームには記入例を入れておきましょう。
- 記入例は薄いグレーで入れておく
- 記入例は記入後自動的に消去される
- 記入後にフォームの色が変わり、入力が完了したことが見た目でわかるようにする
上記のように小さな気遣いが成約率アップにつながります。
また入力補助機能もフル活用しましょう。
- お届け希望日
- お届け時間帯
- 生年月日
- 氏名を入れたらフリガナが入る
- 郵便番号を入れたら住所が入る
数字や生年月日などは選択式やボタン式で選べるようにしましょう。
秘策5 ソーシャルログインを活用しましょう
ソーシャルログインとは、FacebookやTwitterなどのアカウントでログインすることにより、フォームへの登録の手間を省く機能です。
おすすめはYahoo!IDです。Yahoo!IDは女性の保有率も高く、また住所などの細かい情報も登録されているので、更に手間が省けます。
ソーシャルログインはお客様によっては逆に面倒に感じてしまう可能性もあるので、お客様ご自身で選べる選択肢の一つとして用意をしましょう。
理想的なカートとNGカートの違い
理想的なカートとは
理想的なカートとは下記3ステップで購入が完了することです。
- 個人情報・支払方法・お届け日や希望時間帯を入力(1ページで完結)
- 確認画面(アップセル)
- 購入完了(アップセル)
入力確認完了までの上記3ステップで購入完了させてください。
確認画面がやたらと多いカートがあるかと思いますが、実際に細かく確認をしているお客様はどのくらいいるでしょうか。
もちろん入力項目の確認が必要ですが、確認画面は「アップセル」や「クロスセル」の大事な場面となります。
アップセルとは
購入予定の商品より単価の高い商品をお勧めし購入頂く事です。
クロスセルとは
他の商品と併せて購入して頂く事です。
上記のように付属品の紹介やセット売りなどの商品情報をご提案する重要な場面として利用してください。
何故なら購入直後の気持ちが一番高ぶっているときのオファーは効果があるからです。受注単価や受注個数をあげる最大のチャンスとなります。
NGカートとは
- ログイン
- 個人情報入力
- お支払方法選択
- 確認画面
- 購入完了
広告を展開し商品を買ってもらう場合はほぼ新規のお客様ばかりとなるにもかかわらず
- 「新規の方はこちら」
- 「すでに登録のある方はこちら」
と表記されるサイトがありますが、これは悪い例です。
まず
- ログインしなければいけない
- 会員登録をしなくてはいけない
というのはお客様の離脱の原因となります。また初めてのサイトに会員登録をするのは抵抗を感じるお客様も少なくないでしょう。
ステップが多くなればなるほど離脱するお客様は増えます。なるべくカートやページが移動しないようにすることが重要です。
「どこまでページが変われば、どこまで入力をすれば買い物が終わるのだろう…」
というゴールの見えない手続きはストレスになります。
また
- 個人情報取り扱いのチェックボックス
- メルマガを受け取る受け取らないのチェックボックス
- 同意するのチェックボックス
などチェック項目がありますが、あらかじめチェックを入れておき不要なら外してもらう仕様にしましょう。お客様の手間は最小限にすることを忘れないようにしましょう。
まとめ
これからますますスマホで買い物をする機会が増えてきます。少しでもお客様にスムーズに購入を完了してもらえるために、必要最低限のフォームとページの移動でお客様にストレスなく買い物をしてもらいましょう。
同じ商品が同じような値段で売っていたら、より手間がかからないお店で買い物をするはずです。
常にお客様の立場に立ったサービスを考えて改善をしましょう。
そして改善をしたら計測をしてください。何が一番反応を得ることができたのか計測を続けることで常に成約率の高いサイトを維持することができます。
エントリーフォームの重要性を理解し、改善をした後の反応を計測して即効性を肌で感じてください!