20年無借金経営の私が伝える社長の心得シリーズ【第4弾】
お待たせしました!大好評の社長の心得【第4弾】!
会社を経営する人の多くはたくさんの悩みを抱えています。
社長は孤独と言いますが、まさにそれを感じながら日々仕事をしている社長が多いのではないでしょうか。
社長とは何をするべきなのでしょうか?
社長とはどんな考えを持つべきなのでしょうか?
長く会社を経営してきた私から社長の心得【第4弾】をご案内したいと思います。
Contents
社長の心得その11 「お客様は自分で選べ」
売る側は「お客様は神様です。」
買い手側は「お金払っているから当たり前」
など考える人が多いですが、どんな仕事やサービスを扱っていても嫌なお客様に対応する必要はありません。
集客時点でも「私はなんでもやります!」と伝えるよりも、「私が付き合いたいお客様はこんな人です!」と伝えてください。
それを伝えることで、お客様はお金があっても商品が買えない状態になります。
自分が嫌なお客様に頼み込んで買ってもらうよりも、自分が付き合いたいと思えるお客様といい関係を続けていった方が幸せです。
集客時点で明示する事で嫌なお客様を排除でき、またお客様を「理想のお客様」に変えることができるかもしれません。
恐れずに実行してみてください。お客様主導の販売になってしまうと、お客様は値引きや無理な対応を求めてくるようになります。
お客様をあなたが自身が選んでください。
社長の心得その12 「優秀な社員なんてあなたの会社に入るはずはない」
聞きたくないフレーズかもしれませんが、これはまぎれもない事実です。そして私の会社にも優秀な社員は入ってきません。
中小企業自体に優秀な人は入ってきません。何故なら優秀な人は大きな会社に入ってしまうからです。
優秀な社員が入ってこないなら、優秀じゃない社員をうまく使うようにするしかありません。
また会社には社長より優秀な社員はいません。
社長より社員が優れていたら、
「こんなところで働けるか。」
「こんな社長でできるなら独立する。」
「他の優秀な社長の下で働きたい。」
という気持ちが大きくなり、あっという間に退職してしまいます。
優秀な社員を探す前に優秀じゃない社員でも回る仕組みや教育システムを社長が作るべきです。
複雑な見積や作業の流れをシンプル化して、誰でもできるように設計すれば優秀な社員は必要ありません。
素人でもできる仕事や仕組みにすることを考えてください。
社長の心得その13 「ネット全盛のいまだからこそ、紙を狙え」
現在多くの会社がネット集客を行っていると思いますが、ネットにライバルがひしめき合っている状態なのでクリック単価が高くなっています。
高い単価でサイトを見てもらっても、そのまま成約する可能性はとても少ないのが現状です。
検索画面が表示されると広告も出てきますが、それは全てライバルの情報と一緒に表示されている状況です。
しかしちらしやDMなどの紙媒体を利用した場合、ポストの中にライバルは何件入っているでしょうか。
折込広告を含めて、同じ業種のライバル会社のちらしが入っている確率は限りなくゼロに近いので業界で独占できます。
ネット集客とは違い見込み客ではない可能性はありますので、そのまま捨てられてしまう可能性は大きくあります。
ネット集客より反応率は下がるかもしれませんが、ライバルが紙離れしている今こそ挑戦するべきです。
商品宣伝をしなくても、ニュースレターや近況報告など送っておけば、リピート客となってくれるはずです。
プル型の集客ではなく、プッシュ型にしてチラシを見てもらい、記憶の中に残しておく事が重要です。
紙媒体を含めたアナログ集客術については、「ネット集客に限界を感じたら?最強のアナログ集客術12選」記事をご参照ください。
社長の心得その14 「アルバイトの女性の頼みごとを聞いてあげない社長」
アルバイトの頼み事は直接社長が聞いてあげてはいけません。
社長がアルバイトに声をかけている場合もありますが、その行為は組織をダメにします。
それぞれ会社には組織図と社員の役割があります。社長が直接アルバイトの話を聞いてしまうと、間に入っている上司の存在を無視することになります。
アルバイトの話は社長は聞かず、幹部から報告をもらい、指示を出すだけにしてください。
アルバイトの評価も上司が決めると動ける組織となります。
いい社長だと思われたいから、アルバイトに声を掛ける…。ということはしないでください。
アルバイト全員に声をかける時間が増えて、本来の社長の仕事がおろそかになっては意味がありません。
社長の心得その15 「事業は素人で作り上げろ」
会社経営をしていると中途採用のスタッフを採用するか新卒採用かで悩むかと思います。
しかし中途採用は即戦力になるかもしれませんが使いにくい部分もあります。
他の会社で経験を積んでいると、いかに力を抜くかということも上手にできる人も多くなります。
また経営者側も中途採用の人は経験者なので、あまりきちんと教育をせずそのまま仕事をまかせてしまいます。
そのうちに「前の会社ではこんな面倒なことをしてこなかった。だからやらない、やりたくない。」と言ってきたりします。
そんな争いをするのなら、新卒の素人でもうまくできる仕組みを作ったほうが業務がスムーズに動きます。
また新卒採用のほうが給与も安いので、人件費もおされられます。
そして新卒スタッフは素人に近いので、お客様目線に近い考えを持ち行動をすることができます。
お客様にとってはお客様目線で対応してくれるスタッフほどありがたい事はありません。
ついつい経験者は売り得目線になってしまうことが多く、年齢を重ねる事で頭も堅くなり、順応な対応ができなくなる人もいます。
成長欲も新卒スタッフの方が大きいので吸収力も早くなります。
だからこそ新卒スタッフでもできるシンプルな仕組みを作ってください。
まとめ
社長の心得シリーズ第4弾はどうでしょうか。
せっかく起業をしても自分の嫌いなお客様に囲まれているのでは起業した意味がありません。
自分の好きなお客様に囲まれ、そのお客様と一緒に成長して幸せになれたらどれだけ充実するでしょうか。
またお客様だけでなく社員にも楽しく働いてもらえるように、複雑な仕組みや流れを変えることで、知識がなくても素人でも一人前の仕事ができたら、社長の仕事の手離れも早くなります。
集客方法も採用方法も、会社によって適した方法があるかと思いますのでテストを繰り返し、計測をして効果の高い方法を見つけてください。
これから紹介する社長の心得の中から、自分自身の社長像に合った心得を見つけて頂ければとても嬉しいです。