【オススメ】小冊子の作り方3つのポイントと確認するべき事
小冊子といわれると聞き覚えはないけども、ちょっとした説明の書いてある薄く綴じられた広告媒体については誰もが見たことがあるのではないでしょうか。
商品やサービスを簡単に説明する冊子や、イベント会場などで参加者に配られる冊子といったものはすべて小冊子といわれています。
今回はこの小冊子についてみていきましょう。
Contents
小冊子とビジネス
一般的に小冊子とは、複数枚の要旨を綴じて製本した広告媒体のことを指します。
小学校で作られる遠足のしおりも、一種の小冊子といえるかもしれません。
小冊子とビジネスの面白さは、小冊子でビジネスのイメージや簡単な説明をすることが出来るということでしょう。
いうならばブランド戦略に取り入れやすいものということが出来るかもしれません。
また、セミナーや講演会の前に小冊子を配ることで参加者の理解を助けてくれるといった使い方もあり、工夫次第では可能性の大きい広告媒体といえるでしょう。
小冊子作成のメリット
小冊子の大きなメリットとしては、1枚物のチラシなどとは比べ載せられる情報量がかなり多いということがいえるのではないでしょうか。
写真やビジュアルだけでなくデータやグラフを入れることによって、見た目は簡単に読めそうでも酔い始めるとかなり読み応えのあるといったものを作ることが出来ます。
また、簡単に読めそうだというイメージがあるため、手に取ってもらいやすいというのもメリットといえるでしょう。
ページ数が分かれているというのもメリットとなります。
異なる情報を伝える場合でもわかりやすく伝えることが出来るでしょう。
- チラシなどに比べて圧倒的に情報量が多いこと
- 意外と軽く手に取ることが出来る
という精神的な余裕が小冊子独特の特徴といえるのではないでしょうか。
小冊子には様々な形式
様々な使い方のできる小冊子ですが、作り方や形に種類があります。
それぞれに特徴があるため、自分が求めている形を頭に入れておくと作りやすくなります。
中綴じ
中綴じは、見開き状態の紙を重ね合わせて2つ折りにする綴じ方で、針金を使って中心部分を綴じるため必ず4の倍数になります。
比較的薄めの用紙でページ数の少ない小冊子に向いているといえます。
また、インパクトのある大きなデータや表などを埋め込めるため、初稿雑誌や簡易的パンフレットなどに使われることが多いです。
大きな図を用いて華やかにしたい場合におすすめの綴じ方といえます。
無線綴じ
無線綴じは針金や糸を使用しません。
背を表紙で包む製本方法で、普通の本などにも使われやすい綴じ方です。
比較的ページ数の多い読み応えのある小冊子を作成する場合にはこの綴じ方がおすすめです。
無線綴じは中央部分が見にくくなるため、文字情報が多くなるのが一般的です。
問題集やテキスト、報告書などで活用される手法といえます。
右綴じと左綴じ
綴じ方は冊子の作り方に影響しますが、読み方に影響するのが綴じる向きです。
向かって左側にページをめくるのが左綴じ、右側にめくっていくのが右綴じといいます。
一般的に横書きで書かれたものは左綴じ、縦書きで書かれたものは右綴じと覚えておくといいでしょう。
横書きで書かれたものはデータや図を入れやすく、縦書きで書かれたものはイラストが入れやすいといわれています。
また、横書きのほうがPOPなイメージ、縦書きのほうが硬いイメージを読み手に伝えるでしょう。
このような書き方によるイメージも、小冊子で求めていることに影響するのは間違いありません。
小冊子の作り方3つのポイント
小冊子の作り方についてみていきましょう。
基本的に小冊子の作成には印刷業者などプロの手を借りることになるかと思います。
ひとつひとつ自前で作ってもいいですが、大きな時間的なコストがかかることは間違いありません。
時間が有り余っているということは、ビジネスを行っている人にとってはあり得ないことであると思うので、ぜひプロの手をかりましょう。
ポイント1 原稿
まずは原稿を業者に提出します。
業者にもよりますが、今では手書きのものから電子データ入稿まで柔軟に対応してくれるところが多いため安心です。
ただし、データ入稿の際は互換性のないファイルで提出した場合に修正のために、出来上がりの色が変わったり少し形が変わってしまったりします。
こうした問題は、後々のトラブルとなりやすいため、必ず確認しましょう。
ポイント2 仕上がり
先ほど紹介した綴じ方についてです。
ページ数や扱っている情報量、何のために小冊子を使うのかなどを総合的に判断して最も良いものを選んでいきます。
業者によっては原稿のページ数などで綴じ方を指定してくる場合もあるので注意が必要でしょう。
また、大きさも大事です。
A4なのかB5なのか、あるいはそれよりも大きいのか小さいのかなど、こうした細部にこだわることでより明確に顧客に発信したい情報が伝わります。
ポイント3 紙や色
まずは色でしょう。
カラーなのか白黒なのか。印刷の際の色の数は、そのままコストに直結してくるので注意が必要です。
紙質については、色味をどうするのかで自然に決まってくるでしょう。
表紙を変えたいという人も多いですが、一般的に大量に配る小冊子ではそこまで表紙をこだわる必要はないといいます。
ただし、マニュアルや報告書などの作成で高級感を出したい場合は別です。
表紙を変えることで一種のブランドイメージを小冊子にまとわせることが可能でしょう。
小冊子を業者に頼むときに確認すべき3点
業者に小冊子を頼むときに必ず確認すべき点が3点あります。
この3点をしっかり確認することで小冊子にまつわるトラブルを未然に防ぐことが出来るのです。
サンプル
デザインを入稿して印刷が終わって実物が届いたときにイメージとは全然違う!というトラブルを経験したことはありませんか?
イメージと違うというトラブルを未然に防ぐためにサンプルをどのようにして送ってくるのかということに注意しましょう。
実際、パソコン上のデータと実物では、全く異なっているといったことは十分にあり得ます。
これは、パソコンのモニターを介してみた場合と実物では色味が異なっていることがあるためです。
データサンプルだけでなく、印刷後のサンプル本を早々に送ってくる業者もありますので、ぜひ確認してみてください。
見積り
格安の印刷業者だと手直し費用が含まれていなかったために、思った以上に費用が上がってしまうということはよくあることです。
当然、印刷会社に見積もりを要求するとは思いますが、その中に「手直し代」や「修正料金」などが入っているか必ず確認しましょう。
安さが売りの印刷業者もありますが、多くの場合は指定された入稿方法でしかも手直しがないことを前提とした見積もりになっているはずです。
指定された入稿方法では意外と時間や手間がかかります。
小冊子を作成してビジネスで活用したいのに、小冊子の作成にコストがかけられてしまったらよくないでしょう。
納期
小冊子の作成期限は、ビジネスの始まりと同時ということがあります。
納品期限が大幅に動いてしまったりした場合、どうにもならなくなってしまうといったこともよくあることです。
こうしたトラブルを未然に防ぐためには確実な印刷をしてくれる、あるいはスケジュールに少し余裕をもって動いてくれるといった業者を選ぶ必要があるでしょう。
手戻りによる納期遅れは非常につらいものです。
小冊子制作オススメ業者
インターネットなどで非常に評判のいい業者を3つほどご紹介しておきます。
プリントパック
URL http://www.printpac.co.jp/
印刷業界最大手の印刷通販のプリントパックは高品質と低価格が強みの業者です。
営業日は年末年始を除く年中無休、電話サポートも、土日祝日は当たり前、平日はなんと25時まで対応と対応力も圧倒的です。
唯一の弱点は後払いが出来ないということでしょうか。
それでも、圧倒的な実績に支えられた信頼感をベースに確かな仕事をしてくれる業者です。
プリントネット
圧倒的なスピードを実現する印刷業者として有名なプリントネットです。
東京23区内であれば、最短で朝に入稿を終え、その日の夕方に完成させることも可能です。
電話サポートも年中無休で土日祝日でも24時まで対応してくれるため、突発的な出来事に対する柔軟性も非常に高い業者といえます。
中綴じ冊子印刷はかなり丁寧にしてくれるため、小冊子印刷ではプリントネットがおすすめです。
アドプリント
広告代理店や印刷会社といった印刷のプロからの受注も多く、業界全体の信頼度の高い業者がアドプリントです。
名刺やシールに強いといわれていますが、小冊子印刷でも低価格で取り扱っている業者です。
土日祝日はお休みなのが少々弱みですが、一方で入稿はかなり自由に行え、なんとメールで添付するという形でも受け付けてくれます。
印刷の出来上がりにこだわりたい場合は、アドプリントがおすすめでしょう。
まとめ
最後に小冊子をビジネスで使う上での注意点についてみていきます。
小冊子はチラシよりも情報をたくさん載せられるので、小冊子があれば大丈夫となりがちです。
しかし、小冊子はチラシとは違い読まなければならないという圧力を顧客に与えることにもなります。
小冊子を作ったはいいけど全然読まれないでは、うまくいくはずもありません。
小冊子に必要なのは、読んでもらうための工夫ではないでしょうか。
表紙を工夫して手に取りやすくするというのも一つの案でしょう。
また、基本的には対面で口で説明しつつ、詳しい内容を小冊子に書いておくというのも手です。
また話を積極的に聞いてもらうために、その場で小冊子を開きながら説明するというのも活用方法としては有効でしょう。
チラシとは違い、ばらまけばいいというわけではないのが小冊子の特徴でもあります。
小冊子は使い方次第で大きく化けるツールです。
うまく工夫して大きな効果を上げていきましょう。