知らなかった!成功している人のポスティング戦略立案とは?

集客という問題は、多くの企業にとって非常に重要で、事業形態にとってはクリティカルな要素となりえるものです。

この集客については、昔から多くの手法が生み出されています。

今回注目するのは、ポスティングという手法です。

手軽さなどから取り入れている企業も多いでしょう。

しかし一方で、ポスティングによる集客は、うまくいっているところとうまくいっていないところの差が大きく出てしまうものでもあります。

いったいどうしてこういうことが起こるのでしょうか。

ポスティングとは

ポスティングとは、その地域の一般的な市民に対してポストに広告を投函する広告手法の1つです。

面倒な申請や契約が必要なくどなたでも活用できることから、企業だけでなく個人の家庭教師やエステシャン、カウンセラーといった個人でビジネスを行っている人も活用しています。

また、ポスティング業者を介して行っている人もいれば、自分でポストに投函している人もいます。

反響率は0.1~0.3%といわれていますが、やり方次第でいまだに3%を超えることもある面白い手法です。

インターネットなどの機械などをほとんど使わない、足でしっかりと稼ぐというスタイルですが十分に効果のある仕組みとなっています。

ポスティングにはどういった効果があるのか

ポスティングの目的は基本的に集客でしょう。

ただし、基本的にはある地域限定的に行われる広告というものなので、足で行ける距離や車で行ける距離の集客が基本といえます。

  • 地域密着的な仕事や宅配サービスの仕事
  • 一人一人と向き合う必要があるような仕事
  • 介護や医療などの時間のかかる仕事

こういった仕事は地域性にかなり影響されるため、ポスティングは効果が大きいといえるでしょう。

ポスティングの効果は一言では説明できません。

例えば、あるマンションにポスティングしようとしている介護事業をしている事業者がいるとします。

しかし、このマンションは子連れで入っている家庭が多く、高齢者がほとんど住んでいなかったとしたらどうでしょうか。

効果は薄いことが容易に想像できますね。

このように、ポスティングは集中的に行うことが出来るためハマれば非常に効果を発揮しますが、外れたときの反響のなさにも驚くという、一種の市場調査の側面もある広告といえるでしょう。

ポスティングは奥が深い広告であるといえるかもしれません。

ポスティング戦略立案の流れ

ポスティングを行うまでの企業の戦略立案についてみていきましょう。

ポスティングの目的と数値目標を設定

まずは、目的を明確化します。

企業としては当然、集客であったり売り上げであったりするとは思いますが、それ以上の細分化を狙っていきましょう。

  • 例えば新規顧客を得るのか
  • 客単価を上げるのか

こうした細分化によって配布物の内容や配布先は変わってくるはずです。

そのうえでポスティング自体の数値目標を設定しましょう。

一般的にポスティングの反響率は0.3%程度といわれていますから、例えば10,000個のチラシをポスティングするとしたら、反響は30ということになります。

このように数値目標を行うことで、顧客の反応と商圏を確認できるのです。

地域性とターゲット

どれだけ素晴らしいサービスを提供していても、そこに人がいなければ意味がありません。

例えば素晴らしい進学塾を設立しても、そこの地域の子どもたちはあまり受験に積極的でない場合や、そもそも小学校や中学校が少ない子どもの少ない地域では事業そのものが成り立たないでしょう。

ポスティングを行うということは、地域性のあるサービスを行っているはずですので、こうしたフィールドワーク調査は必要不可欠です。

また、フィールドワーク調査に続いて、役所の窓口や地方の図書館などで実際の数字を集めることもよいでしょう。

実地の感覚と実際に住んでいる人の人口動態などを確認することで、ポスティングの反響率を高めることが出来るのです。

こうして、住んでいる人の実態やその中でのニーズを確認することで、自分たちがターゲットとする層が見えてきます。

この段階で、もしかしたらポスティング以外の広告手段のほうを選択することでより効果が増す可能性もあるでしょう。

広告とはそのくらい水物であるということを理解して活用することをお勧めします。

有効なポスティングマップを考える

ターゲットが見えてきたら、地図とともにどのように配布していくと効果が高いのか考えていきましょう。

効率的な配布ルートを考えることで、短期間で無駄を省いたポスティングが可能になります。

また、何人もの人を使うのであれば、ダブらないような工夫が必要です。

例えば住所で分ける、あるいは川や大きな道路によってわけるなどは目安になりやすいのでおすすめでしょう。

また、地域によっては配布禁止の張り紙のある家やマンションがあります。

こうした家に配布するとクレームが発生する場合があるでしょう。

最初のうちはいいですが、再度ポスティングをする際にクレームが続くようだと、企業のイメージにも傷がつきます。

繰り返し配布しないように気を付けましょう。

配布時間やデザインなどに工夫を

ここまで戦略を立ててから、ポスティングチラシのデザインなどを考えます。

また、誰にそのチラシを見てほしいのかによって、配布時間や曜日にも注意しましょう。

家族全員で見てほしい場合は金曜日の夜~土曜日の日中が良いといわれています。

ポスティングの目標からターゲット選定、そしてデザインに工夫とやることがいっぱいです。

こうして考えられたポスティングであれば大きな効果が見込めるでしょう。

足で稼いだ情報は人から聞いたどんな情報よりも重要です。自らポスティングの現場に出ることで、顧客情報なども手に入るかもしれません。

このような経験が、地域のビジネスを進めるうえでは絶対的に重要になってきます。

ポスティング業者の選び方

今までは、

  • 自社でポスティングを行う
  • 自らポスティングを行う

ことを前提に話してきましたが、ここからはポスティングの業者に頼むことを考えてみましょう。

ポスティング業者といっても、インターネットなどで調べてみるとたくさんの業者がヒットし、値段だけでもかなりの違いがあります。

とはいえ、安ければ安いほどいいというわけでもありません。

ポスティング業者を選ぶ上で気を付けたいポイントを3つ見ていきます。

地域データ

ポスティング業者はその経験上、ある程度地域に住んでいる人のデータを保有しています。

そうしたデータがどの程度精密なのか、あるいはそうしたデータをしっかりととっているのかという姿勢でそのポスティング業者がポスティングに対してどのくらい力を入れているのかがわかるでしょう。

もし、データがほとんどないといった業者ですと、人員を使ってただ配布するだけといったようなやり方で終わってしまう場合があります。

これでは反響率は非常に低いだろうというのがわかりますね。

ただし自分ですでにデータを持っている場合は別です。

信頼できるデータがある場合は、データをしっかりと持っている業者よりも安くて手早いような業者のほうが、効果が上がることも十分に考えられるでしょう。

また、データを持っている業者は最初の段階で業者のほうからどの程度のデータを持っているか聞いてくることがあります。

申込企業のニーズに合わせて負担度やサービス内容などを変えてくれる良い業者です。

しっかり確認していきましょう。

スタッフの管理

ポスティングを行う末端の人員はアルバイトであったり、あるいは配収用の個人事業主であったりすることが多いでしょう。

こうした人員に対する管理体制はしっかりと確認すべきです。

デザインなどをしっかり考えてポスティングしたのに全然効果が上がらないと思ったら、ポスティング業者の人員がどこかへ捨ててしまっていたというような状況であれば目も当てられません。

最近ではGPS機能をもったスマートフォンなどを、全ての人員に持たせて管理しているといったような会社もあります。

しっかりと計画を練ったのだからしっかりと行ってほしい。誰もがそう願うはずです。

スタッフの管理体制はそのままポスティングの成功につながっていきます。

実績確認

ポスティングは意外と大手の企業も活用しています。

そうした実績をしっかりと公開している企業は安心感があるのは間違いありません。

また、ポスティング業者として長く実績を持っているところも探すと出てきます。

老舗ならではの方法を使っている場合、少し値段が上がったりしますが、それでも長く続いているということは理由があるはず。

電話で申し込む際などに、どんな工夫をしているのか詳しく聞いてみることも一つの手でしょう。

おすすめのポスティング業者

先に挙げた3つのポイントから、今回はおすすめのポスティング業者として3つ選定してみました。

ほかにもポスティング業者は多数あります。ぜひ、自分のやりたいポスティングをしてくれる業者を探してみてください。

エリアサポート株式会社

URL  http://www.1-as-1.com/

設立年がなんと1971年と非常に歴史のある会社がこのエリアサポート株式会社です。

ポスティング事業を中心として、デザインや印刷業も営んでいます。

エリアサポート株式会社の特徴はなんといっても、デザイン入稿から印刷、そしてポスティングまでがワンストップで行えるということです。

初めてポスティングをしてみたいと思った人でも安心して活用できます。

他にも「新規顧客開拓」「リピート客の確保」などといったように様々なニーズに合うような面談を配る前にしっかりと行ってくれるため、口コミなどでも評判です。

豊富な統計データや住宅地図をうまく使って、見落としがないように配りにくいところにもしっかり届けてくれます。

老舗ならではの顧客に寄り添ったサービスを提供している業者といえるでしょう。

株式会社アドネット

URL  http://www.adnet-group.com/posting/

モスバーガーやマクドナルドなどのポスティングを手掛けている株式会社アドネットは、非常に緻密な顧客データを有しており、非常にクレームの少ない業者です。

国勢調査の統計データを基にした地域特性の絞り込みについては、ほかの企業と比べても一歩先を行っているといわれるほどの精密さです。

スタッフ管理も行き届いており、安心して任せられる企業ということが出来るのではないでしょうか。

株式会社アト

URL  https://www.ato-co.jp/

2016年度には7億8千万部を超える業界No.1の実績を誇る会社が株式会社アトです。

全国の主要都市に16の拠点を持ち、様々なネットワークを駆使して最大限の効果を上げてくれる業者です。

道路広告などの仕事も請け負っており、顧客がどのように行動をするのか、どのような広告であれば顧客の気を引けるのかといった部分に多くの実績があります。

対応地域も全国にまたがっているため、地方の方でも利用できるでしょう。

ロジスティックスの管理にも相当力を入れており、在庫管理や発送状況などがリアルタイムで確認できるため、お願いする側も安心して仕事を任せられます。

ポスティングを行う上での注意点

ポスティングとは、最終的には広告媒体を利用した顧客とのコミュニケーションです。

しかし、ポスティングは一方的に情報を投げていると感じる人も多いのではないでしょうか。

クレームという言葉が出てきましたが、実際問題、ポスティングなどの広告は顧客にとって心地よいものばかりではありません。

  • いったいどのように配ったらいいのか
  • どのようなものを配ったらいいのか

と顧客の視点で物事を考えることで、より効果のあるポスティングが出来ることは間違いありません。

まとめ

広告受難の時代といわれています。

人々は、広告が多すぎて、広告自体を受け取りたくないと主張する専門家もいます。

それでも、ビジネスにおいてはネームバリューというものを獲得するためにも一定の広告は必要であり、そしてそれが結果に繋がることも多いでしょう。

自分たちが何を顧客に提供していて、それは顧客にとってどう受け入れられるものなのでしょうか。

そうした心理的なものを考えられるようになると、ビジネスがよりうまくいくのは間違いないでしょう。

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