自己啓発とは?ジャンル別お勧め自己啓発情報と5つの注意点

「自己啓発をしてみようか」と思った時に、

  • 「そもそも自己啓発ってなんだろう?」
  • 「どんなことから始めればよいのか」

と思うこともあります。

自己啓発と一言で言っても、幅が広いので、様々なものがあります。でもこれでは何をしてよいのか分からず、せっかく自己啓発に興味を持ったのに、行動できないのももったいない話です。

別の見方をすれば、「自己啓発に興味あるけれど、友達にはまり過ぎている人がいてその人の様にはなりたくない」と言うこともあるかもしれません。

そこで、今回は、「自己啓発を考えた時に、何から取り組むべきなのか?」を説明していきたいと思います。

「そもそも自己啓発とは?」と言う点から、次に「どんな自己啓発があって、そしてそれらの注意すべき点まで」を説明していきたいと思います。

そもそも自己啓発とは?

自己啓発とは?

自己啓発と言う言葉を聞くと、人によって様々なイメージを持たれると思います。まずはどのような意味か辞書から引いてみましょう。

自己啓発とは、自己の意思で、自分自身の能力向上や精神的な成長を目指すこと。または、そのための訓練

を言います。

ここでのポイントは、

  1. 「本人の意思」であることと
  2. 「向上や成長を目指す」こと

です。本人の意思ではなく、他人から指示されたり強制されたりしたものは、自己啓発ではないということになります。

また、いくら取り組んでも向上や成長を目指すものでなければ、自己啓発ではありません。

例えば、

  • 「上司に言われてやるもの」
  • 「趣味などで楽しむだけのもの」

は自己啓発の範疇ではないのです。

自己啓発の具体例

では、自己啓発とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

自発的で、自分の向上や成長を目指すのであれば、英会話や資格試験に取り組むことも自己啓発です。

しかし、今回のように、「自己啓発を考えよう」と言う方がスタートする時には、その前に

  • 「成功哲学」
  • 「モチベーションのアップの方法」
  • 「人間関係を良くする方法」

などのところからになります。

英会話や資格試験を取るにしても、職場での能力向上や人間関係の改善に役立てるためには、その前に基本的な部分の自己啓発を目指すべきだからです。

自己啓発への取り組みへの第一歩

上記のように、自己啓発への取り組もうとして時に、最初の一歩として、

  • 「成功哲学」
  • 「モチベーションのアップの方法」
  • 「人間関係を良くする方法」

など仕事や私生活でも汎用できるような基礎的なところからスタートしていくほうが良いのです。

その中でも、最初のスタートとしては、「本を読むこと」をおすすめします。

自己啓発の教材(DVDやインターネット上の動画教材など)や自己啓発セミナーなどもありますが、これらは自己啓発書の初歩段階(自己啓発があまり分かっていない状態)、つまりどのようなものが良いかを判断出来ない状態で購入や参加となるためリスクがあります。

ここでのリスクとは、自分が求めていたものと違ったり、効果に比べて金額が高かったりすることです。

このリスクを避けるためにも、最初は金額も安く自分で取り組みやすい本を読むところから始めるべきです。

自己啓発本の読み方

では、自己啓発本は、どのようなものを選べばよいのでしょうか?

まずは、インターネット上で、自己啓発本の売れているものや評価の高いものを検索してみましょう。

この時のポイントは、アマゾンなどで実際に売れているかどうか、客観的な評価が高いかどうかです。本を売るために実際は違うのに「売れている」とか「内容が良い」と書いているサイトもあるので注意が必要です。

信用のおける知り合いに聞いてみるもの手段の一つです。自分で調べても出てこないような名著を知っている場合もあります。

では、実際に自己啓発本をどのように読めばよいのでしょうか?

自己啓発本を読むと、多くの方がモチベーションが上がります。本を読んでいるだけで、自己啓発が出来ているつもりになりやすいのです。

しかし、読んだだけでは効果はありません。それを実行に移さないと意味はありません。

これほど多くの自己啓発本が世の中で読まれているのに、自己啓発が出来たという人の数がそれほど多くないのはこのためです。

自己啓発本を読むことが自己啓発の第一歩であるならば、次の一歩は、それを行動・実行に移すことなのです。

自己啓発教材での自己啓発

自己啓発教材とは、DVDやインターネット上で動画をされたものを視聴して自己啓発を図る教材の事を指します。

前述したように、最初の第一歩としては内容や金額のハードルが高いですが、自己啓発本を読んで理解が進んだ後であれば教材の良し悪しの判断も付きやすいはずです。

さらに紙面上で本を読むより、動画見る方が習得をしやすいです。自己啓発本からスタートして次の段階に進みたいと確信出来たら、教材に取り組むことも良い事です。

教材選びの注意点

教材を選ぶ時に気を付ける点は、教材を売るためのセールストークで「自己啓発は、行動をしないと意味がない。だからこの教材を買うという行動を起こすべき」と言う場合です。

前述したように「自己啓発は勉強するだけではだめで、行動を起こすことが重要」と言いましたが、それをセールストークにこじつけて使っているだけです。

「行動を起こす=この教材を買う」と無理やり結び付けようとしていますが、行動を起こす方法はこの教材を買う方法以外にもたくさんあるはずです。

セールストークに惑わされずに、しっかりと教材の良し悪しを判断して購入を検討してください。

自己啓発セミナーへの参加

次の段階としては、自己啓発セミナーに参加することです。

実際に講師が目の前にいて教えてくれるので、本や教材とはまた違った雰囲気が味わえます。さらに、講師の話が直接聞けるだけではなく、周りに同じような自己啓発の意識を持った参加者がいることも大きなプラス要因です。

周りの人々と話したりその環境にいることによって、成長が促されたり、モチベーションがアップしやすかったりするからです。

自己啓発セミナーの注意点

このように書くと良い事ばかりのようですが実際は違います。

自己啓発セミナーによっては宗教まがいの内容であったり、物を販売する目的で開催されたものだったり、本来の自己啓発とは違う目的で開催されているセミナーもあるからです。

これらには気を付けるべきです。

おすすめの自己啓発本

自己啓発本や教材・セミナーは幅広いですし、人によって合う・合わないもあります。

最終的には自己判断となりますが判断するにしても情報は欲しいと思いますので、どのようなものがおすすめ(売れている、人気があるなど)なのかをお伝えしてきます。

「人を動かす」「道は開ける」(デール・カーネギー著)

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最初に、「人を動かす」と「道は開ける」を紹介します。全世界でも爆発的に売れて、日本でもそれぞれ200万部以上売れているという本です。

  • 「人を動かす」は人間関係に関する自己啓発本
  • 「道は開ける」は悩みや問題解決の関する自己啓発本

です。

最初に書かれてからすでに約80年の歳月が経っており、デール・カーネギーも亡くなってしまっていますが、いまだに多くの方に読まれている本であり、自己啓発の最初の本としては長く支持されていることが分かります。

人間関係と悩みは、いつの時代もどんな職場でも尽きません。

自分自身の知りたい課題(人間関係か、悩み・問題解決か)によって、「人を動かす」と「道は開ける」のどちらかを選択して読んでも良いですが、最初の一歩としては、両方を読むことによって、理解が深まります。

「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)

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「7つの習慣」は全世界で1,000万部以上売れている自己啓発本です。ビジネスなどで成功するための7つの習慣を示しています。

自己啓発本でも哲学的な難しい本もありますが、この本の場合必要な習慣を「7つ」に絞り、その「7つの習慣」を身に着けることによって、自己啓発を達成していくという分かりやすい流れになっています。

しかも7つのそれぞれの習慣は単独で存在しているのではなく、相互に関連していることも特徴ですので、読み進めて行動・実行をしていると相乗効果的に成長が望めるようになっていきます。

また「7つの習慣」自体はビジネスでの成功を目指すと言う部分が強調されていますが、もう少し分かりやすいほうが良いと言う場合は、「まんがでわかる7つの習慣」と言う本もあったり、学生向けに7つの習慣を学びたいと言う場合は「7つの習慣 ティーンズ」と言う本があります。

このように「7つの習慣」の関連書籍も多いので、自分の立場やレベルに合わせて選ぶことも出来ます。

「成功の9ステップ」(ジェームス・スキナー著)

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ジェームス・スキナーは、上記の「7つの習慣」を日本に紹介した人としても有名ですが、ご自身でも自己啓発本を書いています。そのうちの一つが、「成功の9ステップ」です。

7つの習慣同様に成功するための9つのステップが順を追って書かれています。

この9つのステップの中には、今までの自己啓発で触れられるような原理原則を分かりやすくしたものと同時に健康についても触れられているのが特徴です。自己啓発の基本的な部分を網羅しているので、初歩の1冊としておすすめです。

後の教材やセミナーの中で触れていますが、ジェームス・スキナー自身が日本語が話せるだけでなく、例え話などが上手く面白いので、必定に読みやすい本となっています。

おすすめの自己啓発教材

次に自己啓発教材のおすすめを書いていきます。

「完訳 7つの習慣セミナーDVD」(竹村 富士徳 (出演))

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上記スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」セミナーをDVDにしたものです。書籍に比べて価格は高いですが、書籍の内容をDVDで解説されているので、理解度は断然に早いです。

「成功の9ステップ DVD」(ジェームス・スキナー著)

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上記の「成功の9ステップ」(ジェームス・スキナー著)のセミナーのDVD版です。基本ジェームス・スキナー自身がセミナーを行っている映像が中心です。

ジェームス・スキナーは日本語が堪能ですので、翻訳者を通じてのセミナーではなく、直接日本語で話しているので安心です。

おすすめの自己啓発セミナー

次に自己啓発セミナーのおすすめを書いていきます。

「7つの習慣セミナー」 フランクリン・コヴィー・ジャパン社主催

上記スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」のセミナーです。

「7つの習慣」は基本ビジネス上の成功を目指した自己啓発セミナーですが、その基本的なセミナー以外でも対象別のセミナーも用意されています。

  • 個人向け
  • 管理職向け
  • 女性向け

などそれぞれの必要に応じてセミナーを受け分けることも出来ます。

参考:フランクリン・コヴィー・ジャパン社の「7つの習慣」セミナー一覧      
http://www.franklincovey.co.jp/training/#series7h

「成功の9ステップ セミナー」(有限会社 トゥルーノース主催)

上記の「成功の9ステップ」(ジェームス・スキナー著)のセミナーです。

元々書籍やDVDより先に、セミナーがあり、それを書籍化やDVD化をしたもののようです。

4日間のセミナーになります。しかも、一日当たり14時間ほどですので、4日間で52時間もの密度の濃いセミナーになります。

どっぷりと4日間かけて9ステップを学んでいきますので習得も速いですし、一緒に受ける仲間との絆も深まっていくことになります。

参考 http://www.jamesskinner.com/index.php

自己啓発で気を付けるべき5つの注意点

自己啓発と言う言葉から考えれば、自主的に能力を伸ばすことはすべて自己啓発ですので、幅は広いです。

一方でその自己啓発の幅の広さから、

  • 「やってみたけれど役に立たなかった」
  • 「変な団体に騙された」

と言うケースも出てきやすい分野でもあります。

自己啓発に取り組む時に陥りやすい部分を5つの注意点としてまとめました。

注意点1 良い自己啓発を見極める

良い自己啓発とは、自分の目的と合致している自己啓発です。

逆に悪い自己啓発とは「こんなはずではなかった」と自分の想いと全く違う自己啓発です。これでは、自己啓発(自らの意思で自分の能力を伸ばすこと)ができていません。

また前述したように自己啓発セミナーのつもりで言ったら、

  • 物を販売される目的のセミナー
  • 宗教の勧誘のセミナー

等も良い自己啓発とはいえません。

(※宗教の良し悪しの話ではなく、宗教の勧誘だと正直に言わずに自己啓発に託けて無理に勧誘しているような場合です。)

これらを見極めるためには、自分自身で調査することも必要です。

先にも書きましたがそのためには、まずは書籍などの軽いステップからスタートして実体験もしつつ、調査もしていくのが良いです。

それでもだまそうとする団体などはありますので、知り合いの話を聴いたりインターネットの口コミなども参考にしたりして、自分に合った自己啓発を見つけるようにしましょう。

注意点2 頭でっかちになり過ぎない

自己啓発を書籍やDVD・セミナーなどで学んでいると、それだけでモチベーションがアップしたり、自分自身が成長したりした気分になります。

そうすると次の刺激を求めて、

  • 「もっと新しい自己啓発はないのか?」
  • 「もっとモチベーションを上げてくれる自己啓発はないのか?」

と探し続けることになります。

もちろん成長をするために様々な自己啓発を受けることは良いことですが、前述したように「行動」が伴わないと、単なる知識だけを得て(頭でっかちになり過ぎただけで)何も成長に結び付いてないというケースもあります。

これでは本来の自己啓発の目的を達成できず、刺激だけを求めている状態です。これは避けるべきです。

そのためには学んだからしっかりと行動に移して、自己啓発の目的(成長)を忘れないようにするべきなのです。

注意点3 計画性を持つ

自己啓発を学んだら、それを行動・実行に移すべきとお伝えしてきました。でも、ここで問題が起きます。

それは行き当たりばったりで学んでいても、行動・実行はできません。

しっかりと自分の目的に合った学びをしていく必要があります。そのためにはどのようなものを学ぶべきかを計画を立てましょう。

さらに計画的に学んだとしても、それを行動・実行する時に、無計画では良い成果は得られません。行動・実行まで計画を立てるべきです。

例えば初歩の段階では

まずは1冊読んで、それを3カ月間実践しよう。その後、一定の成果が出たらDVDを購入してさらに理解を深めて、半年後の実際のセミナーに参加しよう。

と言うような計画です。

または、

人間関係を学んで職場で1年かけて実行してみよう。それが出来たら次は問題解決を学ぼう。

と言うような計画です。

注意点4 本来の目的を忘れない

誰もが「自己啓発を始めてみようかな」と言うきっかけがあったはずです。

例えば何らかの課題や将来への意欲によって、自己啓発を始めたとします。しかしいつの間にか、学ぶことが目的となって、本来の目的を忘れてしまうことも多くあります。

またセミナーなどで意識が高い人に会うことはメリットも大きいのですが、影響を受けすぎて自分の本来の目的を見失ってしまうこともあります。

本来の目的を忘れないためにも、前節の「計画性を持つ」ことは大切です。

逆に「計画」を立てることによって目的を明確にして、様々な情報や影響から揺れ動くことを避けることが出来るのです。

注意:他からの情報や影響によって、初めの目的が良い意味で変化することもあります。この場合は問題ありません。ここで言っているのはあくまで本来の目的を見失って、自己啓発が上手くいかないことを避ける場合の事です。

注意点5 自己啓発にはまり過ぎない

前節までを納得いただければ、「自己啓発にはまり過ぎること」(本来の目的を忘れて、行動・実行もせず頭でっかちになりなってしまう状態など)は避けられるはずです。

でももしかしたら「はまり過ぎる」こともあるかもしれません。そんな時に注意すべきは、「自己啓発にはまり過ぎている」と言うことは、自分自身では気付きにくい点です。

自分は良かれと思っているので、「はまり過ぎ」と客観的に判断は難しいのです。

家族や友達から「自己啓発にはまり過ぎていないか」と言われたら、一旦冷静に客観的に自分の状況を見ることを行ってみてください。

もちろんすでに「はまり過ぎになっている状態」では、周りの意見を聴き入れない可能性があります。

「自分が正しくて、周りが間違っている」と考えてしまうことです。でも自己啓発は、自分が成長していくために行うのであるので、周りから見て「おかしい」と言う状態では成長していない可能性も高いのです。

聴き入れないような状態になってからでは遅いので、聴き入れる状態を最初から作っておきましょう。

それは今回はこれから自己啓発を始める方が読んでいると思いますので、最初から

「自己啓発をやる以上、どんなにそれが良いと自分で思っても、必ず周りからの意見を聴くようにする!」

と決めてからスタートしましょう。

後からでは、

  • 「自分で気づかない」
  • 「周りの人の意見を聴かない」

状態を避けにくくなってしまうからです。それを避けるためにも最初が肝心です。

まとめ

自己啓発は自らの意思によって自分を成長さえるために行うというものですので、しっかりと行えばこれほど良いはありません。

  • 「誰かに言われて嫌々、やっている場合」
  • 「成長を目指さず、ダラダラとした生活を送る場合」

よりも自分自身にも、周りの人々にも良い影響を与えるはずです。

しかし良いことばかりではありません。

それはいつのまにか本来の目的を失ってしまいやすい分野でもあるからです。単に自己啓発をやったけどプラスにならなかったという場合に留まらず、自己啓発をやったことによってマイナスになってしまったということにもなりかねません。

本来の目的を忘れずしっかりと計画的に学び行動・実行することによって、良い自己啓発になるはずです。

良い自己啓発を行うことによって、自分自身、周りの人々がより良くなっていくように、自己啓発の第一歩を進めてみてください。

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